2017年12月29日金曜日

Japan BP 2017特集第3弾 ~コミによる寄稿文(?)~

 早いもので今年も締めくくりの時節となりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか?ブログ担当の田子です。今回は冬T特集第3弾、コミ編をお送りします!(第2回と同時投稿になっているかと思います)

 今大会の運営人は皆さん経験者でしたので、1人1人にコメントをいただきました。個性豊かな面々が集っておりますので是非お楽しみ下さい!

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 中学生の頃、いまひとつ理解できなかったものが三つある。ベクトルの外積という概念と、文化祭実行委員たちが甲斐甲斐しく働きながら零す愚痴と、そしてテニス部の顧問の宣う、大会を運営してくれる人たちに感謝しろという教えだ。理解できないというのは正確ではないかもしれない。三つとも意味は分かったのだけれど、そこから先へと進んで、言葉を己のものとすることができなかったのだ。
 組織に入って目的のために身を粉にすることは、恐らく委員たち自身が自発的に選んだものだ。そんなに辛ければやめればいい。続けているのは、そんな苦しい環境に身を置くことが好きだからなんだろう?言い添えて置くと、僕は文化祭も試合も望んじゃいないよ。本当に、無理するくらいならば運営してくれなくて全然構わないのに。そうしたら僕にも暇な日曜日が増える、いいじゃないか。

 大学でディベートを始めて、そしてコミを何度か経験した。高校時代、駅近くのゼリヤで夜遅くまで会議していた連中のことを、僕は今なお理解できていないと思う。それでもふとした瞬間に、僕もいつの間にか彼らになっているのかもしれないとも思う。コミを引き受けることを選んだのは、完全ではないにしても、自分の意思だ。コミの同僚に、友人に、ありとあらゆる周囲の人々に頼りきり、負の念をぶつけて生き延びてきたけれど、同時に心のどこかでそんな「苦しい」世界に己を閉じ込めたくて、積極的に己の首を絞めて、そうやって生活に意味を見出していた。
 コミの仕事を紹介するのは、「甲斐甲斐しく影で働く我々は偉い」「試合もいいけれど、それは我々の犠牲の上にあるのですよ」などという陳腐で、ありきたりで、正しすぎて、それゆえに卑屈なメッセージを送るためじゃない。感謝されるようなことはしていない、だから感謝して欲しいとも思わない。
 ただ、対戦表上に現れない別の世界もあるというその素敵な事実を、僕らだけで独り占めするのも忍びない。ディベーターたちがチーム名を巡ってLINEメッセージを交わすその間に、会場探しに奔走する人々もある。プレパ練と称してスタバに集まりノートを文字で埋めていく人々の背後で、インビテーションの集計を確認しあう者もいる。白熱の議論の行われている教室の外、腕時計を睨みながら廊下を駆けていく者たちもいる。それぞれが楽しくて、それぞれが苦しい。楽しいがゆえに苦しくて、苦しいがゆえに楽しい。そんな神秘の世界の存在に想いを馳せて頂くのも、悪くないだろうと思うのだ。



質問
①あなたは誰ですか
②お仕事内容
③あなたのお仕事、どんな人に向いてる思いますか?
④大会当日までに印象的だった事
⑤最後に一言

吉田佳音(Vice Tournament Director)
①AGU4年の吉田佳音だよ
②仲間を集めて動かします
③人脈を駆使して仲間を集められる人
④いたべにネットリテラシーのなさを叱られたこと、塩田くんのレジ落ち
⑤留年しない程度にディベート頑張ります

百瀬晟文(Financial Director)
①僕は百瀬です!
②大学生です!
③授業に出席できる人です!
④中間試験です!
⑤期末嫌です!
(神の見えざる手による補足)
①彼は一橋大学の百瀬君です(本ブログ3度目の登場)
②大会運営にかかわる予算の作成、管理をしてくれています。
③責任をもってお金の管理ができる人、未振り込みの催促を心を鬼にしてちゃんとできる人。
④VTDの変顔写真に1番ウケてたのは君だ。あびゃびゃスタンプも流行ったね。
⑤FDお疲れ様、3回も書いてくれてありがとう~(笑)

瀧田明里(Communication Director)
①神戸市外語大学のたっきー(瀧田)です
② 1st/2nd  Phaseの文面作ったり集計作ったりします
③スマホ中毒の人w
④いつでもすぐに既読つくライン
⑤ザ関西も来てね!!

田子茜(Media Director)
①神奈川大学4年生田子茜です(当ブログの中の人)
②今回のお仕事は主に大会で使うスライド類を作り、タクシーとバスの増発、会場の施設関係を中継ぎ、むむ…?
③パワーポイントが起動できるパソコンが手元にある人なら誰でも!
④・FD vs TD/VTDの仁義なき退会合戦(コミラインではあまり暴れすぎないように)(TCのLINE通知カンストしちゃう)
 ・ご飯会をした時に1人は集合時間を勘違い、1人は携帯が故障して音信不通、1人は参加が開始後に決定、無事全員がそろうのまでに1時間かかった事
⑤モーションスライドの動物達にかわいい!!の声が多くて嬉しかったです!

塩田凌平(Tournament Coordinator)
①KDS2年の塩田です。
②パンフレット作ったり、弁当手配したりなどなど
③ひたすら荷物を運び、印刷をしなので体力と忍耐に自信がある人
④荷物の受け取りに平和島までいって、あまりにも荷物が多すぎたため徒歩では最寄りまで行けずに、西濃運輸の配達の車に最寄りの駅まで乗せてもらったこと。
⑤仕事ぱっぱとして睡眠確保しないと、レジ落ちします。

小林優稀(Tab Team)
①上智大学2年の小林優稀です。よく字面で男の子に間違われます。ゆうきじゃなくてゆきと呼ぶ人も多いですが英語表記しちゃえば一緒なのでどっちでもいいです。
②Tab softwareなるものにディベーターとジャッジのスコアを入れるお仕事ですが、本大会では学内WiFiの精度に地団駄踏んだり、ひたすら単純な確認作業を繰り返すロボットになったり、入力ミスして叱られたり、電池切れして爆睡したりしてました。仕事して。
③パソコンがフリーズした時にカチカチと何度もクリックせずに待てたり、突然異常事態に陥っても慌てず叫ばず冷静沈着になれたりする職人がいいと思います。
④大会まで1週間切ったところでタブソフトが変更されたこと(笑いどころです)
⑤タブを希望する人はパソコンの操作をきちんと勉強してから取り組みましょう!
あとヘルプは早めに頼むこと。
WiFi繋がらなくても大丈夫なようにたくさん代替策考えておきましょー、手数が多いのは大事!

板部泰之(Tab Team)
①東京2年の板部です。心惹かれる騎馬民族はスキタイ、どうにも好きになれないプランクトンはゾウリムシです。「なかなかどうして」という表現を日常生活で発せる機を常に窺いながら過ごしています。
②タブすなわち対戦表を司ります。点数を管理するという点では、競争の機会としての大会の根底を支える重要な役職、と紹介されがちですが...。今回は八面六臂のタブチームメンバーのジェバンニにも比肩する活躍、そしてオンラインシステムへの参加者の皆様の温かい御理解・御協力により、はい、マジで傍観者的サムワンと化していました。ありがたい限りです。
③灼熱の電子砂漠に転がる数字の羅列に対して、優しい眼差しで慈雨を注いであげられるような、そんな人。すなわち、これを読んでいるあなたです。
④己の変顔画像をコミLINEに素材として提供することで、多くの他のコミたちを抱腹絶倒、呼吸困難、阿鼻叫喚の地獄絵図にお導きになった某VTD
月光に照らされた狼男の如く、突然に狂気じみた量のスタンプを連投することで、他のコミたちの通信量を増大させ、限りある地球の資源を蝕み、環境に甚大な負荷をおかけになった某FD
⑤ORにはOR特有の世界が広がっているように、GHQにはGHQの不思議な時間が降り積もっています。あなたも是非、その地層の一頁になってみませんか。

吉井遼太(Tournament Director)
*恐らくコミの何名かはいつものLINEのテンションでふざけ倒すことが予見されるので、少なくともTDはちゃんとした寄稿文を投稿したいと思います。
①神奈川大学大学院にて歴史研究をしています、吉井遼太です。好きな食べ物は美味しいもの、嫌いな食べ物はいくらとあん肝です。最近頑張ってコーヒーを飲めるよう挑戦していますが今のところ微糖で止まっています。
 Japan BP 2017ではTournament Directorを務めさせていただきました。英語だと分かりづらいので日本語に直すと「2017年度英語即興ディベート冬季全国大会実行委員長」でしょうか。分かりづらいので以下TDと表記します。

②4点に分けて書きます。
⑴Chief Adjudicator(審査委員長)のリスト作成、JPDU役員内の承認後の声かけ。

⑵予選、本選を行う会場探しです。
持ちうるコネクションを総動員してもなお都心で使える大学がなかった時は「あ…終わった…」と思いましたが拓殖大学様を使用することができて心労の種がひとつ減りました。

⑶他のコミが当日までに行う仕事の割り振り、監督です。
どのコミがいつまでにどんな仕事をこなすべきなのか、エクセルの表等を用いて細かい仕事内容を割り振り、逐一進捗を確認します。幸い、本大会のコミはみんなめちゃ優秀だったのでありえん助かりみが深かったです。

⑷当日、タイムテーブル通りに大会が進行できるようにする総監督です。
参加者への呼びかけ、タブの進捗確認、アロケーションの状況把握等、総合的に判断して諸々の判断を下します。
最悪の場合、Round4を削る、Round3からサイレントラウンド(RFD時間無し)等短縮措置等心苦しい決断をしなければなりませんが、今回はそうならなくてホッとしました。

③常にLINEを見れる人。コミが仕事の進捗や参加者の変動等様々な情報が飛び交うのでこまめに連絡を取れる人がベストです。

④・深夜2時過ぎまで常に既読が2〜3つくこと。幾ら何でもみんな暇過ぎでは。ちゃんと寝てください。
・他のコミの連絡に(文字通り)秒で反応したら暇だと煽られたこと。幾ら何でも扱い雑過ぎでは。

⑤参加者の皆さん本当にありがとうございました。皆さんのご協力で大会を無事成功させることができました。
このブログ記事を見てもしちょっとでも興味を持ってくれたら、是非コミをやってみてください!

当日コミの皆さん!
朝早くから遅くまでありがとうございました!

ハートが突き刺さっているFD氏


 コミ業は、ぽかぽかとした陽光のそそぐ校庭だけで行われるものじゃない。けれど、ジメジメした暗闇の降りる倉庫の裏だけを舞台にしているわけでもない。恐らく君が思うほど複雑じゃなくて、僕が思うほど単純でもない。あるいは君が思うほど簡単じゃなくて、僕が思うほどの難題でもない。塩団子のようにしょっぱくて、スモモのように甘酸っぱい。
 大会が多重奏であるならば、すなわち、様々な学年の、様々な大学の、様々な背景を持つ人々が様々な立場から有機的に絡み合い、同じ旋律を奏でるようなカノンであるならば、コミもまたその一声部を為すだろう。
 黄昏に沈みゆく、青春じみた世界。茜空に指す太陽の最後の一筋のあかりは、GHQからも見える。僕はそんな世界にかえることを心のどこかで望んでいたのかもしれない。
 読者の皆様方に置かれても、心に隙間を感じたらコミをしてみてはいかがだろうか。
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 皆さんありがとうございました!今回僭越ながら私も少しだけ書かせていただきました…今年年度のブログではコミ視点の寄稿文も多くあったかと思います。読んでいただければ分かるのですが、コミをやる人にも様々な考え方があります。コミ不足が一時期問題になっていましたが、もし来年度コミをやってみようか悩んでいる方がいらっしゃったら、あまり難しく考えず、気軽に挑戦してもらいたいです!

 次回で冬T特集は最終回、最後を飾るのは見事Championに輝いたチームからあの方が登場予定です!お楽しみに!!

Japan BP 2017特集第2弾!~嵩原さん,萩本さんによる寄稿文~

みなさんこんにちは!ブログ担当の田子です。さて、今回は冬T特集2回目をお送りします。

お届けするのはGrand Finalistsの1チームであるICU Aの嵩原さん、萩本さんによる寄稿文になります!

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寄稿文

 先日USJのオリバンダーの店に行ったら、偶然オリバンダーさんから杖を選んでもらえた萩本千晶です。20人ぐらいいる中から選ばれて、魔法を使う体験をしたのはハードコアなハリーポッターファンとしては嬉しかったですが(全7巻を最低10回は読んだと思います)、選んでもらった杖は無料で貰えるわけではなかったのが残念でした涙。さすがに4900円は高すぎいいいいい笑。少し気持ち揺らぎましたが、冷静に杖の使い道なんてないしなー、と思いとどまり買いませんでした。3000円ぐらいだったら買ったかもしれないっすね。


 さて、たごちゃんから冬Tの感想文的なことを書けというお達しを頂いたので、書かせて頂きます。まあ冬Tの感想というよりは、冬Tを通して感じたことですね。

1. 4年生までちゃんとディベートを続けてて良かったこんなことを言うのもどうかと思います が、冬T前に特別ディベートの練習をしたというわけではありませんでした。卒論などで少し忙しかったかという事情もありました。それなのになんでグラファイまで行けたのかと考えると、今までずっとちゃんとディベートを続けていたからというのが大きいと思います。多くの人が経験すると思うのですが、私もいわゆるスランプというのが長く続いていました。三年の春Tでセミファイをとって以来、セミファイに届く成績を取れなくなってしまいました。NAは得意という自負がある中で、優勝を目指していた今年のESUJでクオファイで散った時はメチャクチャ落ち込みました(なおガン泣きする私を慰めてくれたさわには本当にお世話になりました)。周りからのサポートやディベートが純粋に好きだというのも大きいですが、スランプが続く中でもディベートをちゃんと続けられたのは自分でも頑張ったなと思います。
ディベートを続けられたからこそ多くのモーションやラウンドを経験し、強いargumentを考えつく土台ができて、冬Tで結果を出せたのかなぁと思います。もちろん運もありますし、ただの結果論かもしれませんが、自分で納得のいくスピーチや勝ち方をできるラウンドが多かったので、本当に続けていて良かったなとしみじみ思いました。
     
2.自分の理想のチーム作りを大会中に行う事ができた
 私にとって理想のチームはファーストのスピーチの段階でディベートが終わっているチームです。なんだかんだ強いチームはファーストがディベートで勝つ上で必要なことを全部話し、セカンドはちょっとした反論をした上で、比較的どうでも良い3rd argumentを話したり、チョチョっとパートナーのargumentを押したりすることで勝っている気がします。当たり前ですがファーストが中途半端な状態でargumentを完成させると、セカンドがそれを補強するのに時間を取られるので、3rd argumentやBOP調整、メタディベートに使える時間が少なくなり、チームとしては弱くなってしまいます。よって、一年生の頃から私はプレパの大部分をファーストのスピーチのために使うようにしてきました。
もちろんこのようなチーム作りをするためにはスキルのあるファーストがいなければできません。プレパ内で二人で考えついた一番強いargumentを瞬時で理解しまとめ、時間内にわかりやすくargumentを伝える能力が必要です。そういう意味でさわは完璧なファーストでした。本当にうまく行った時(冬TのR2やセミファイ)ではさわのスピーチだけで勝ったと思えました。私はここまでファーストを上手くできないので本当に尊敬しますし、スピーカープライズにさわが入ってたことは自分のことのように嬉しかったです。
とはいえ、このチームのあり方には欠点もあり、ファーストが素晴らしい分相対的にセカンドのパフォーマンスが下がりがちという事です。しかし、セカンドの真の実力が試されるのはファーストが完璧なスピーチをした後にどれほど良いスピーチができるかだと思います。ファーストが失敗する事によってスピーカースコアを稼ぐセカンドなんてかっこ悪いです。なんて偉そうな事を言ってますが、私はまださわが完璧なファーストをやった後に、良いスピーチができるかと言われたらそうでもないので、精進しなければなあとつくづく思います。冬Tのスピーカースコアでかなりさわと点差がある事からも私のセカンドの不完全さがわかると思います笑。



気づいたら冬Tの感想というより、自分のディベート人生の感想っぽくなってしまいました。冬T specificな感想はセミファイで神エクステンションを思いつき、尊敬する先輩方に勝つ事ができてメチャクチャ嬉しかった事ですかね。今まで自分より強い人と当たると必ずと言っていいほど負けていたので、その壁を乗り越える事ができたのが良かったです。あと、グラファイでせっかくさわが良いスピーチをしてくれたのに、世永さんのBOPコントロールに上手く対処できずにOpening Halfの時点で負けてしまった時私の実力不足を感じましたね。もっとディベート上手くならなくちゃなー。


最後になりますが、冬TのコミやACのみなさん、素晴らしい大会ありがとうございました。私の中では一生忘れられない大会となると思います。

そして、何より my honorable partner さわには感謝感謝感謝しかないです。今まで何回一緒に組んだんだろうと考えて数えてみたら15回でした(夏ADI、銀杏、紅葉、梅子、BP Novice、1年NEAO、ジェミニ、2年Australs、2年秋T、2年China BP、3年春T、3年冬T、4年Kyushu Cup、4年ESUJ、4年冬T)。メッチャ組んでますね笑。
さわとじゃないと絶対グラファイまで進めなかったと思いますし、さわの発想力や表現力にはいつも驚かされていました。また、さわという最高のライバルが身近にいたからこそ、今まで負けないように頑張れたんだと思います。そして何よりESUJの後に燃えつきそうになってた私を元気付け、冬Tで一緒に組みたいと言ってくれた時は何よりも嬉しかったです。冬Tを終えた今、さわは最高のパートナーなのだと改めて実感しました。一緒に組んでくれて本当にありがとうね。大好きだよー♡


こんにちは、ICUの嵩原紗和です。冬ティで感じたことを3つほど。

1.自分の強み、弱点の把握の大事さ
 まぁ全てにおいて完璧であれば無敵なんですけど、そんな人っていないじゃないですか。
ロジックがしっかりしてるけど、マナーがイマイチな人。マナーは素晴らしいけど、モーションとの関連性が怪しい人。
そこを把握していればパートナー選びに役立ったり、効率的な練習方法を考案してみたりできるわけです。

そしてこれらを把握するには積極的に周りに聞くことです。それも、自大の先輩だけじゃなく、他大の同期、後輩にも。なんでかっていうとジャッジされるのは自大学の先輩じゃないから。結局その人たちに刺さらないと結果は出ません。

なのでフィードバックを貰う際は悪かった点だけではなく、良かった点も聞きましょう!

2.パートナー選び
 上でも少し述べましたが、パートナー選びってすごく大事だと思います。そこはまぁ説明しなくても分かると思うので省略します。
私はちあきとながーーーーーーい間組んでます。本当に長い。笑 1年生の銀杏杯からだっけ?別にちあきでいいや、ではなくてちあきがいいんですよ。
それはなんでかというと、私にないものをちあきは持っていて、ちあきにないものを(多分…ほーぷふりー…)私は持っていて、それをお互いに理解しているからです。
私は頭悪いのでバーデンの整理や、相手とのクラッシュの仕方をラウンドが始まる前に出し切ることが苦手です。なので説明責任を背負いすぎて証明しきれずに負けてしまうことは少なくありませんでした。でもちあきは本当に回転が早く、その点においてとても尊敬しています。

こういったようにパートナーと自分の能力を客観的に把握していることで、目の前の成績に流されずに強いチームを作ることができると思っています。

私たちのチームは結構成績において浮き沈みが激しいです。梅子優勝した後はBPで全くブレイクできない時期もありましたし、そのあと2年生で秋T4位ブレイクした後SFまで行けたり。そして最近はまた「沈み」の時期だった気がします。今年のQDOではブレイクラウンド初戦で落ちたし、ESUJでは2ndブレイクしましたがブレイクラウンド初戦でまた落ちました。

でも私はESUJのブレイクラウンド初戦で負けた後、ちあきを冬Tに誘いました。即。
なぜなら、目の前の成績に惑わされるほど私はちあきの能力を見くびってはいないから。
それだけ彼女を信じていたし、チームとしてカチッとはまった時の真の強さを私は知っていたからです。

その信頼の結果が今回の冬Tだと思っています。「いつかNationalsのGFに行く」、「いつかクリアに憧れのディベーターに勝つ」という2人の夢が叶って本当に嬉しいです。

なんかちあきへの愛を語ってしまいましたが笑、言いたいことはパートナー選びの際に互いの能力を把握していることって大事だし、選んだら結果に惑わされずに長く組んでみることも大事だよってことです。勝てないからってポイってしちゃだめ。

最後に。
関係ないかもしれないんですけど、皆さん今年のM-1って観ました?
私はお笑い大好きなので冬Tが終わって速攻で観たんですけど、冬TのGFと重なる部分があった気がしました。
M-1優勝はとろサーモン。さすが15年目という感じの、ボケとツッコミがハッキリ分かれている漫才でした。しかし個人的には一番ジャルジャルというコンビの漫才が一番印象に残っています。審査員の松本人志は「漫才なのか曲なのか、ギリギリ漫才」的なことを言っていましたが本当にそんな感じでした。ジャルジャルの漫才は既存の漫才のシステムに挑戦している感じがして、泣きました。笑

冬TのGFはOGが優勝で妥当だと思います。さすがベテラン、テクニックと洗練されたアイデアがカチッとハマった完璧なスピーチだと思いました。特にDPMのよながさんは素晴らしかったですよね。
でもCOの2人のスピーチを聞いたあと、本気でCOが優勝だと思いました。本気で。OOで聞いていてもずっと泣きそうでした。
MOのスピーチを「パブリックスピーチ」という人もいました。「OOの話を言い方を変えてるだけ」という人もいました。
でもGFが終わっても、冬Tが終わっても興奮冷めやらないようなスピーチはダントツでCOだったと思います。

ジャルジャルの漫才も、COのスピーチも、既存のものに挑戦し、それを見聞きした人にかなりのインパクトを与えたという点では似ていると思いました。ロジックだけで説得するんじゃなくて、感動させるという形で、既存のディベートに挑戦するのも面白いなぁと思いました。新しい目標ができそうです。

いやーGFは感動した。冬ティ参加できて良かったですー。今年のM-1も良かったー。2つの大会を通して感じたのは、表現方法や説得方法は無限にあるし、その中で必死に模索している表現者ってかっこいいんだよね!!!


おわり





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 お忙しい中執筆ありがとうございました。何回もの大会を共に戦い抜いてきたからこそのチーム力…かっこいいですよね。
読んでくださった方で、今後もしパートナー決めに悩んだ時、読み返して欲しい回です。改めて、お2人ともおめでとうございました!

次回の冬T特集もお楽しみに!!

2017年12月23日土曜日

サンタさんから一足早いクリスマスプレゼント~Japan BP 2017 大会結果報告とCAによる寄稿文~

 街中すっかりクリスマス色に染まっている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?季節は冬なのに金木犀の香りが恋しくなっているブログ担当の田子です。いい匂いですよね、金木犀。

さて、今回から数回にわたって
12月2.3日に拓殖大学国際キャンパスにて開催されたJapan BP  2017(通称 冬T)を特集してまいります!

今大会は年内最後のJPDU Tournamentであり、学生から社会人までが参加できる大会です。今回もinstitution 、joint、あわせて100チーム以上が参加した大規模なものとなりました。

第1回目は大会結果報告、そしてChief Adjudicatorを勤められた早稲田大学の藤田信悟さんによる寄稿文になります。なんと…ちょっと早めのクリスマスプレゼント付きですので、是非最後までご覧ください!

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結果報告

[Team Prize]
Champion
Maango Sorbet(Tomoya Yonaga, Aditya Mitra)

Grand Finalists
-ICU A (Sawa Takehara, Chiaki Hagimoto)
-Hit-U X (Stevensen, Max Krylov)
-WAD C (Tamane Sasaki, Clara Chinen)

Semi Finalists
-Love Sexy Amuro Lovers (Yuki Tominaga, Mitsushi Ono)
-Tokyo 09 (Akira Kato, Toshinari Ishikawa)
-Kim Jong Ultra Sun and Moon (Hirohito Asai, Alex Taylor)
-KDS A(Kiyonobu Tamai, Chow Chin Yi)

Quarter Finalists
-SSS (Mizuki Kusaka, Masao Onishi)
-Osaka B (Nobuya Nishikawa, Shunya Mitsunaga)
-Make ICU invincible again (Yuto Miyawaki, Hideto Sakurai)
-Mayu Arimoto (Marc Kasahara, Hikari Tamura)
-WAD A (Kohei Toba, Tsubasa Goshiro)
-WAD B (Mas Urano, Ryo Watanabe)
-Doyalist (Kazuma Iida, Takayuki Watanabe)
-KDS B(Rena Kitsui, Mio Wadano)

Oct Finalists
-トゥース ハァァァァッッ…!! (Daisuke Kubo, Keisuke Tanaka)
-Tokyo A (Julius Cueto, Yutaro Kurihara)
-かほとみゆ (Kaho Miyata, Miyu Takaoka)
-The Reciprocity (Kotaro Asano, Kosuke Yamada)
-Treacherous Mafia's Wonderland (Yuka Ohara, Ryo Hayakawa)
-KDS D (Yusuke Fuse, Satomi Kondo)
-Hit-U B (Shoma Koike, Rio Uehara)
-Lily (Ayame Arasaki, Yuka Shimmura)
-ICU SP (Sho Yurimoto, Kohei Arakawa)
-Huffy Puffy Vanilla Bunny (Takuya Baba, Masayuki Kubo)
-Bonaparte (Hiroyuki Shibuya, Yutai Satake)
-QU B (Mizuki Kitada, Naoya Kondo)
-Dosukoi!! Momonoyama (Momoko Shinozuka, Takeru Uchiyama)
-Still Titech (Masahiro Hayashi, Richard Zhu)
-Akifumi Momose (Naoki Enomoto, Takashi Imai)
-Sorry JK (Kanta Yamano, Lukas Genshiro Nakamura)

Breaking Teams
-Seikei L (Kaoru Miyazaki, Naoki Tenmyo)
-Kobe E (Satoru Nabeshima, Keisuke Nagata)

Rookie Champion
市立浦和大学(Yuna Tamamura, Shizuki Kubota)

Rookie Grand Finalists
-みといちESS(Risa Chinone, Nao Shimizu)
-Hit-U F (Shuhei Aoyama, Aya Ihoshi)
-ICU E (Masayo Ijichi, Ayumi Tsuyama)

[Rookie Speaker Prize]
1st Takua Baba, KDS, 313points
2nd Kotaro Asano, Tokyo, 311 points
3rd Yusuke Fuse, KDS, 307 points
4th Masayuki Kubo, WAD, 305 points
4th Yuki Okita, Tokyo, 305 points
6th Yuna Tamamura, Sophia, 304 points
6th Kay Tanaka, ICU, 304 points
6th Mayumi Wada, ICU, 304 points
9th Miyu Takaoka, WAD, 303 points
9th Masayo Ijichi, ICU, 303 points
9th Kosuke Yamada, WAD, 303 points
9th Shizuki Kubota, WAD, 303 points

[Overall Speaker Prize]
1st Aditya Mitra, NTU, 328 points
2nd Tomoya Yonaga, Hit-U, 325 points
2nd Max Krylov, Hit-U, 325 points
4th Akira Kato, Tokyo, 324 points
5th Stevensen, Hit-U, 323 points
6th Sawa Takehara, ICU, 322 points
6th Hirohito Asai, ICU/Tokyo, 322 points
8th Mas Urano, WAD, 318 points
8th Takeru Uchiyama, Titech, 318 points
10th Hideto Sakurai, ICU, 317 points
10th Toshinari Ishikawa, Tokyo, 317 points
10th Julius Cueto, Tokyo, 317 points
10th Chow Chin Yi, KDS, 317 points
10th Alex Taylor, WAD, 317 points

[GF Best Speaker]
Tomoya Yonaga (Maango Sorbet)

[Rookie GF Best Speaker]
Shizuki Kubota (市立浦和大学)

[Adj. Core Special Award]
-Ayaka Hasegawa
-Hana Muramatsu
-Motohiro Aikawa
-Yutaro Totsuka
-Yumi Toma

[Rookie Adjudicator Prize]
1st Ryohei Shioda (KDS)
2nd Yumi Toma (WAD)
3rd Khac Hung (QU)
4th Momoka Shibata (KDS)
5th Motohiro Aikawa (Hit-U)

[Adjudicator Prize]
1st Tatsumi Uchiyama (WAD)
2nd Sayaka Nakano (KDS)
3rd Akifumi Momose (Hit-U)
3rd Ryohei Shioda (KDS)
5th Kazumasa Miki (Sophia)
6th Yumi Toma (WAD)
7th Atsushi Sumida (KDS)
8th Khac Hung (QU)
8th Yoshito Ato (Tokyo)
8th Masahiro Ito (Tokyo,Titech)

[Breaking Adjudicator]
Akifumi Momose
Andrei Buendia
Atsushi Sumida
Ayaka Hasegawa
Darla Cornett
Hana Muramatsu
Hikaru Hotta
Honoka Takayoshi
Kae Natsume
Kazumasa Miki
Keita Kurita
Ken Kuroki
Khac Hung
Kohki Sasaki
Kosuke Tamura
Marina Nakamura
Masahiro Ito
Mina Hamada
Momoka Shibata
Motohiro Aikawa
Naoki Iwasaki
Naoko Arai
Ryohei Shioda
Ryoya Peter Kurauchi
Satoru Tamura
Sayaka Nakano
Shingo Fujita
Sho Masuda
Soichiro Tsuchihashi
Tatsumi Uchiyama
Tomoko Yagasaki
Yoshito Ato
Yumi Toma
Yusuke Yonezawa


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Japan BP 2017感想

目次
1.CAをやる動機
2.大会まで
3.大会
4.大会後
5.おわりに
6.おまけ

JPDUブログをご覧のみなさま
Japan BP 2017でめちゃんこ働いたのにたごちゃんにブログを書いてと言われたので書きます。可愛い子に何か頼まれると修論とかあるけど断れないです。

1.CAをやる動機
 夏に確かTDの吉井くんからCAのオファーをいただきまして、去年勝ったと思った決勝で負けてめちゃくちゃ悔しかったのでアレックスと出てやろうかしらなんて思っていましたし、何より論文を完成させないといけないのでそもそも参加するか迷った末にCAをやろうと決めました。やろうとした背景は複合的ですが、なんかディベート界にちょっと新制度や海外からアジュコアを呼ぶなどの新しい風を吹かしてみてもいいかもと思い、めちゃめちゃ長い時間を吉井くんにお待たせしてオファーを受諾しました。

2.大会まで
 アジュコア選びにはとても恵まれました。何人かの優秀な方々にスケジュールなどの都合で断られたのは別として、結果的にICUTで友達になって夏セミで親交を深めたアンドレイ、ICUの夏合宿にレクチャーをしに行ったらそのお礼を丁寧にお電話でくださったのでその場で口説いたこーきさん、泣く子も黙る天才啓大、やっぱり欲しかったアイドル翔を獲得できたことは本当によかったです。オファーを実際に受諾する前からアンドレイ、啓大、翔にはお話を伝えていて、翔はなんどもラインで口説きました。自分でいうのもなんだけど、史上最高のアジュコアチーム(の一つ)だと思います。
モーション会議は2回で終わり、かつ大会前の一週間前くらいには全ての議題がほぼ決定していたので本当に優秀なアジュコアメンバーでした。毎年この5人でいいんじゃないの?って思うくらいに。
仕事は楽勝で終わったなーだなんて思っていたら日本最大規模の大会であったため、様々なトラブルが発生しました。そのため、大会前の準備には結構アジュコアメンバーとして参加し、全員で一丸となって運営業務に携わりました。めちゃくちゃ動いたのでアジュコア業務よりそっちのが疲れました。でもそれだけ正規コミチームは毎日その業務をしていたので本当にお疲れなんだと思います。コミチームのみんなに改めて感謝したいです。吉井くん、かのんちゃん、たごちゃん、たっきーさん、ももせ、しおだくん、いたべくん、ゆーきちゃん、本当にありがとう。タブチームに倉内が来てくれたのも本当に助かりました。本当にありがとう。

3.大会
 概ね大会のレベルは非常に高いと思いました。どのラウンドでもいいスピーチを何度も聞けましたし、結果としてジャッジをしていてとっても楽しかったです。とっても個人的にはなりますが、早稲田のみんなやずっと仲良くしていた人たちがブレイクしたり決勝に進出してくれていてとても嬉しかったです。
大会の遅延もなく(マジでコミの皆様と当日コミの皆様が優秀でした。)、アジュコアとして参加できてよかったなあと自分の仕事および仲間たちに対してプライドを持てる二日間となりました。

4.大会後
 二日間で20時間以上寝るなど、死んでました。

5.おわりに
 本当に皆様のおかげでとてもいい形で終われた大会だったと思います。改めてアジュコアメンバー全員、正規コミの皆様、当日コミの皆様、遠方から来てくださった多数のディベーター・ジャッジの皆様、関東で一緒に頑張っているディベーター・ジャッジの皆様全員に感謝申し上げます。CAを務めて結果的によかったです。
アジュコアメンバーでランチに行こうみたいな話が提案されていますが、絶対成立しないだろうし、そもそも男四人で代官山とか表参道に行きたくないや。
来年のJapan BPはもちろん、これから先に行われる全てのディベート大会が素敵なものになりますように…


お茶目さとかっこよさを兼ね備えた最強AC陣のみなさん!
(by 田子)


6.おまけ
 さて、アジュコアから一足早いクリスマスプレゼントです(クリスマスプレゼントっていうくだり何か欲しかったんだよなー!)。僕たちの没モーションがそれなりに入っているグーグルスプレッドシートを公開します。
以下に簡単に示してある、アジュコアメンバーそれぞれからモーションを作成するとき、およびコメントをするときに気をつけていることについての各自の見解も併せてお読みください。

Christmas Santa


Shingo
・モーションを作成するとき
(a)対立がはっきりとわかる議題であるようにした。
(b)臆せず、常識にチャレンジする議題を作ってみる。
(c)時事問題や最近のホットトピックを公平な議題なるようであれば出してみる。(ほかのアジュコアと討論することを楽しみにする)
(d)古典は絶対に一つは出す。
(e)マニアな知識を持っている人が報われるように、難しい議題も絶対に一つは出す。

・コメントするとき
(a)議題が想定するコンテキスト(社会における争点)は何かについてそれを明らかにする。
(b)具体的な代替案・改善案とともにコメントをする(単に「ちょっとよくわからない」みたいなコメントは建設的ではない)

Andrei
・I’m very particular about wording and how explicit burdens can be just so debaters don't get confused.

・I’m also a firm believer that matter matters so my motions will give teams with knowledge some edge over the rest.

Kohki
モーション作るときは
→好きなやつを入れました

モーションに対してコメントするときは
→自分がやりたいかどーか

Keita
・(自分のやつを)作った上で気をつけた点
- wordingは できる限りconcreteで,ディベーターの認識に齟齬が生じないようにする(regret, supportよりは具体的なpolicyの形になるべくする,burdenが明確になるようにする,など)
- ちゃんとプレパする.少なくともmotion makerである自分が両サイドで5つくらいargumentを出せるかを確認する.
- とはいえ,他のACが優秀なので,アイデアにポテンシャルを感じれば他のACの誰かのインスピレーションになることを期待してとりあえず投下した

・(他の人のやつを)評価する点で気をつけた点
-具体的にどこに懸念があるのか,その懸念が解決されたら採用できそうなのか,それとも致命的な問題だと思うのかを明確化し,議論の焦点がずれないようにする

Sho
・モーションを作成する時
1. なるべく時事問題を取り入れ、多少のマターを要求するような議題を作成した
2. 古典的な議題を少し難しくして、1年生から上級生までがしっかりディベートできるような議題を作成した

・コメントする時
1. 定義が曖昧な場合、パラレルなディベートにならないようACが想定しているようなディベートになるような定義にする
2. never/alwaysなど一方的に片方にきついバーデンがある場合には、そのバーデンを本当に証明しきれるのかについて明らかにする


議題集へのリンクはこちら
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1HAc4gR_6QPS6y3nGVMTet7NUAIR8Jl3gcqyYH_T2FHo/edit#gid=0

改めまして、ディベート界の更なる発展を祈って。
Japan BP 2017 Chief Adjudicator 藤田信悟

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 藤田さん、そしてコメントを下さったACの皆さん、お忙しい中ありがとうございました!
ACのみなさんがどうやってモーションを作成しているのか、どんな所に注意しているのか、実は知らない方も多いのではないでしょうか?今後に活きる素晴らしい回になったと思います!

さて、次回はGrand Finalists チームの中から、寄稿文をあるチームのお2人に書いて頂きましたので、そちらを掲載致します。お楽しみに!

では、少し早いですがメリークリスマス!!

2017年12月14日木曜日

BP Novice Kanto TD百瀬さんによる寄稿文

 みなさんこんにちは!街中がイルミネーションの光に包まれる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?大嫌いな静電気に悩まされていますブログ担当の田子です。

 さて、数回にわたってお送りしてきたBP Novice 2017特集も今回で最終回となります。最後に登場していただくのは、関東ノービスでTDを務められた一橋大学3年百瀬晟文さんです。

それではさっそくどうぞ!
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TD百瀬晟文さんによる寄稿文

銭湯通いが捗る季節になりました、

どうも二回目ですね、銭湯上がりに冷えた夜風を切って自転車をこぐことが睡眠の次に好きな百瀬です。最近どうですか?
さてBPNoviceシリーズの締めとして先日のBP noviceに関して感想文を書かせていただきます。
コミ育成の場となるJPDU学年大会を二回もTDを独占した者として少し経験をシェアする責任があると感じたので今回も真面目に書きます。(11月末日)

って思ってたんですけど、気が付いたらクリスマスも間近じゃないですか、マジか。なんか北田さんもおーむらさんもしっかり書いちゃってるし、関東当日のことも灯がもう書いちゃってるし、「コミやろうぜ!」って書こうにも環太が書いちゃってるし。DCAのくせに、DCAのくせに!

そんな関東DCA山野環太さんはこちら!
(先日はブログの執筆ありがとうございました😊)

やめです。僕の言いたいことは全部彼彼女らが言ってくれました。

いや同じこと言おうと思ってたし!ほんとだし!

まあくだらないことはさておき、何書こう。困った。田子さんしれっと飛ばしてくれないかなあ、
ああ、ダメですかそうですか。

んーまあ頑張って書いてみます。

  1. 東西分けたことに関して
妥当な判断であった、と推進した者として信じています。
NEAOにももっと多くの人が参加するべきです。三週間で行う機会費用は高すぎると思います。
会場見つかるなら、一括にしてもいいんでしょうが、なかなか難しそうですね。
ただし、ジャッジのダイバーシティを鑑みるに、ジャッジの交換を経費で行うなどの改善の余地はありそうです。来年の運営さんには慣習なんぞに縛られず、ぜひ頑張っていただきたいですね、予算膨れそー

  1. 両方の管轄を通して思ったこと
今回、途中まで西大会の運営も見ていて思ったのですが、「コミとは」論は大きく人によって異なると思います。きっと、いろんな人が色んなホスピタリティをもってやっているんでしょうね、いろんな人がいて、それを見るのもまた面白いなぁと考える昨今です。

  1. ブレイク発表について
朝発表について、最近ないですよね。さみし~
って思ってしまうタイプの人間です。どっちでもいいよ!って思った人は読み飛ばしてください、これが最後のトピックです。
ブレイクナイトができるならそれがいいんでしょうね、ただ皆来ないじゃん・3・
ブレイク発表が夜になるのがいい、と唱える人のいうことはこうです。
「ブレイク落ちしたのに早起きするの可哀そうじゃん」。めっちゃわかる。
でも、予選突破の瞬間の緊張感とか、ブレイクした嬉しさ、落ちた悲しさってやっぱそこで得る独特の感情あると思うのですよ。悪いけどブレイク落ちに関しては一家言あるからな、あの悔しさとその反動の周りに称賛されながら上がったときの嬉しさが活きているとは思ってる。まあ、それをお節介というのはもっともだけど、大会として、コミュニティとしてそういう人たちを優先してもいいんじゃないの?と思ってしまう昨今です。ブレイク落ちた人も、自分がいられるはずだった場所を見て勉強することって大事だと思うのです。
観光?いやブレイク発表おわってもまだ9時半でしょ、好きなとこ行きなさいよ。寝たい?お昼寝すればいいじゃん。せっかく二日間ディベートのために予定バイトあけたんだから、ディベートに使ってくれたらいいのに、と思うわけです、個人的に。
というわけで、今後コミやってみよう!って人いたら、朝発表の時間を確保することを一考していただけると幸いです!(無理矢理の締め)
はい、まとまりのない文章ダラッダラ垂れ流してすみませんでした!!

 忙しい中引き受けてくれたAC
慣れない会場/システムの中頑張ってくれたコミのみんな
新しい制度でも参加を決意してくれたディベ―タ―のみんな
提供/招待でジャッジをしてフィードバックしてくれたみんな
会場を貸してくれた神奈川と成蹊のみんな
駄文を最後まで読んでくれたあなた

そして当日最高に働いて助けてくれたICUのゆうすけ

本当にありがとうございました。

これでもって感想文の締めとさせていただきます。

TDとCAの1枚
いい写真です😄

本選後のエレベーター内での1枚
コミ、ACの皆さん本当にお疲れさまでした!

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 百瀬さんお忙しいところありがとうございました。文中にもあるように、今までの慣習に縛られるのではなく、今どうしたいか、どうするべきか、未来のコミの皆さんで話し合うことはとても大切だと思います。これからの大会運営において、無理のない範囲で新しい取り組みやシステムの導入が増えていくことに期待しつつ、BP Novice 2017特集を終わりたいと思います。ご協力くださった皆様ありがとうございました!!

 次回からは12月2日3日に拓殖大学にて開催されたJapan BP 2017(略して冬T)の特集に移ります!こちらもたくさんの方から寄稿文をいただく予定ですので、お楽しみに!

2017年12月12日火曜日

BP Novice West 2017 チャンピオンによる寄稿文

みなさんこんにちは!もう挨拶文のネタがないブログ担当の田子です。(次回までにいいネタを探しておきます…)
先日JBPに参加された皆さんはお疲れさまでした。ノビス特集の次に記事をいくつかあげますのでしばしお待ちください!

さて、今回はBP Novice West 2017でチャンピオンに輝いたKyotoAの飯田和真さんによる寄稿文になります! 

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 どうもこんにちは、京都大学2年生の飯田和真です。
今回はJPDU BlogBP Noviceの寄稿文を書かせていただくことになりましたので、BP Noviceの前や最中にどんな気持ちで過ごしていたか書いていきたいと思います。


Part1. BP Novice前の練習
Part2. BP Novice予選
Part3. BP Novice本戦
Part4. BP Novice感想

Part1. BP Novice前の練習
ノービスのチームメイトが決まったのは、ノービスのちょうど3週間前でした。お互いがトライアウト1位同士のKyoto Aだったので、絶対チャンピオンになろー!って目標を持ってスタートしました。
ただお互い大会前に時間が取れず、基本的にめっちゃラインとかでグダグダ話すっていう練習をしてました。
たまに他大へ練習しに行ったり、自分たちでOGプレパ練をしたりしていました。

あと、会場が神戸大学だったので、前日は神戸大学の友達の家に泊まりました。3人で泊まってたので、ニンテンドースイッチでめっちゃ遊んでました。マリオカートやらポッ拳やらでずーっと戦ってました。
まさかこの3人がGFでも戦うことになるとは…。




Part2. BP Novice予選
R1: Opening Opposition
THW legalize duels to the death under government supervision.

よくある古典でした。古典でオープニングわーい!!って思ってました。
わかりやすいモーションだったのでプレパも難なく進み、良いスタートをきれました。

R2: Closing Opposition
TH, as Japan, regrets quality supremacy
(Info slide: Quality supremacy is a concept that the quality of products is the most significant one for business. And companies often seek for quality beyond the necessity.)

あんまり考えたことがない対立軸だったので少し考えました。
qualitynecessityがトレードオフになってる時ってどういう商品なんだろうってずっと考えてたんですが、いちごのとちおとめぐらいしか例が思い浮かばなかった時が一番焦ってました笑。
COだったので考える時間も多く取れて良かったです。


R3: Closing Government
THW abolish tax exemptions for religious organizations which neglect LGBT rights

オポのケースも考えようとしてたんですが、全然思い浮かばなくて怖かったです。本当に全然分からなかったです。
今回の大会で一番サイド運に助けられた試合でした。


R4: Opening Opposition
THBT states should not make contracts with PMC in combat roles

1番得意なキャラ比較を主軸とするモーションでした。
CGに九州がいたんですが、そういえば今年のKKcupGFの時も、キャラ比較を主軸とするモーションのOOに自分がいてCGにも同じ九州の友達がいたので、すごい懐かしい感覚を覚えました。

結果全部1位の12点ブレイクでした。
素直に嬉しかったです。

Part3. BP Novice本戦
 Quarter finalからポジションはくじで決まったんですが、QFは後輩にくじ任せたらOGを引いてきたので、今大会で一番後輩を叱りました。(クズ)

QF: Opening Government
TH opposes sexualization of female athletes

OGを引いて心配でしたが、たまたま3回だけやったOGプレパ練の時のモーションが的中し、パートナーと「勝ったね〜!笑」ってなってました。
結果は1位でSF進出でした。


SF: Opening Opposition
THW require university graduates to move to economically marginalized areas for a substantial period of time after graduation

2週間前にHKDOに行ってたのですが、R1で似たような対立軸のモーションをやっていて、海外のジャッジの方からケースを色々と教わっていたのでものすごいやりやすかったです。
結果は1位でGF進出でした。
ついにGFに来た!!って感じでした。
最後のアロケを見ると、自分たちがCGにいて、オポジションベンチに一緒に泊まって遊んでた2人がいたので、倒してやるー!!って思っていました。


GF:Closing Government
TH opposes careerism

モーション見た時はめちゃくちゃ驚きました。
まずモーションの短さに驚き、次にvalueopposeするタイプのモーションだということに驚きました。
value opposeするタイプのモーションにおける自分の弱点が、「色々なアーギュメントが出るけれども、結局それがどうやってモーションの肯定否定に貢献しているのかわからない」という部分だったので、opposeとはどういうことかという話をめちゃくちゃ丁寧に考えてました。
試合ではプレパで考えていたことがオープニングで言及されていなかったので綺麗に話せたんですが、結果として話が浮いてしまい、あまり勝ちは確信できませんでした。

クロージングセレモニーの間は自分たちが優勝してるかソワソワしっぱなしでした。
結果発表の時に自分たちのチームだけがスライドに残って優勝が決まった時は、嬉しくてずっと飛び跳ねてました。多分5分ぐらい飛び跳ねてたと思います笑。でもそれぐらい嬉しかったのだなーと今は思います。

結果として、チームとしてはChampion & Top breaking team、個人としてはBest speaker & Grand Final best speakerで、完全優勝を達成できました!

Part 4. BP Novice感想
思えば去年のノービスは、トライアウトで1位が取れず、大会でもブレイク落ちし、思うように結果が出ませんでした。それでもこうしてディベートを続けてこれたのはなんでかなーって思い返すと、ディベート自体の競技の魅力だけでなく、ディベーターの人の良さや面白さに惹かれ続けたのかなと思います。

ディベート界は常にいい側面があるわけではないですが、BP Novice Westという大会を通してディベートとディベートに関わる人々の良さを再確認できたと思います。


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飯田さんお忙しいところありがとうございました!
完全優勝本当におめでとうございます!!

さてさて、Novice特集も残すところあと1回になります。トリを飾るのは関東コミッティーの中からあの人に…(現在執筆中)もうしばらくお待ちください!










2017年12月7日木曜日

BP Novice Kanto TCによる寄稿文

こんにちは!慶應義塾大学3年の藤井です。2017年ももうすぐ終わり、新しい年が始まろうとしていますね(若干気が早い)。毎日寒いですが、ディベート、学業、就活などなど今後も頑張っていきましょう!

さて今回もBP Noviceシリーズの投稿になります。BP Novice KantoにてTCを務めました国際基督教大学3年の関口灯に寄稿文をお願いしました。コミの目線からはどんな大会だったのでしょうか?
ではその前に、本大会にOrganizing Committeeで関わってくれた方々を紹介したいと思います!
Tournament Director (TD): Akifumi Momose (Hit-U)
Vice Tournament Director (VTD): Yusuke Hara (ICU)
Financial Director (FD): Tatsuya Okuda (Hit-U)
Communication Director (CD): Shoma Koike (Hit-U)
Tabulation Director (Tab): Yuka Ohara (WAD), Yasuyuki ITABe (Tokyo)
Media Director (MD): Kae Natsume (KDS)
Tournament Coordinator (TC): Akari Sekiguchi (ICU)

では寄稿文に移りたいと思います!

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こんにちは。今回、BP Novice 2017 KantoでTCを務めました、国際基督教大学3年の関口灯です。正直申しますと、オファーをいただいた時に私に書く資格はないなと思いました。なぜかというと2日目の朝寝坊したからです…(関係者の皆様本当にご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。)しかし、JPDU広報さんに寛大なるお許しをいただいたので書かせていただくことになりました。運営の面から色々とお話しできたらな、と思います。


1. 大会前

特に印象に残っているのは会場です。過去に何度かJPDU大会に運営として携わりましたが、大会の約2ヶ月前には会場が確保されているイメージがありました。しかし、今回は1ヶ月前になっても予選の会場が確定しておりませんでした。
その間、コミ総出で様々な大学や高校にお声かけをしておりました。実際に学校と掛け合って下さった各institutionの皆様、本当にお世話になりました。しかし、現実は厳しかったです。学園祭や授業などでなかなか見つからず…ついには11月12日に予選、11月26日に本選といったように2週にまたがって大会を運営する案まで出ました。
そんな中、10月19日、コミのグループLINEに「会場、あった」とTDから知らせがありました。神奈川大学の方々が大学に掛け合って下さり、無事に会場を決めることができました。
実は神奈川大学、過去に練習会などで使わせていただいたことはあるのですが、大会の会場は初めてでした。そのため、神奈川大学の田子さんには利用方法などを丁寧に教えていただいたり、実際に案内してもらったりととてもとてもお世話になりました。

また、運営をやっていて面白かったのが和気あいあいとしたメンバーのやり取りです。今回、MDのかえちゃんがハイセンスなコミ紹介画像を作ってくれたのですが、準備の段階でどの写真を使う?という話題の時に、飲み会後に酔っている写真や幼い時の写真などが次々と登場し、いじり合いがありました。仲が良くて良くて楽しかったです。


2. 大会当日

いざ迎えた1試合目。開始直前、当日コミから「担当部屋のジャッジとディベーターの大学が同じなのですがどうすれば良いですか?」という問い合わせが…
これをコンフリクトと言うのですが、大会上問題なので急遽その方には他の部屋のジャッジと交代していただきました。どうしてこのようなことが起きたかというと、tabbie2.0という新しいTabソフト(チームの組み合わせを行うソフトウェア)の導入という新しい試みがあったからです。参加者の皆様には事前にアカウントを作っていただき登録をしていただいたのですが、所属の大学がうまく反映されていなかったようです。
どうなるかなと心配だったのですが、AC陣が臨機応変に動いてくれたり、Tabチームがしっかり対応してくれたりと2試合目以降は問題なく始めることができました。これもTabチームの大原さんと板部くんが大会前に夜遅くまで作業してちゃんと準備をして下さっていたおかげですね。

また、ディベーターの移動も少し混乱がありました。会場として7号館、8号館、20号館という3つの建物を使用させていただいたのですが、そのうちの20号館がとても遠くにあり、辿り着くのに時間がかかってしまう人がいたようです。
VTDの原くんは事前からこの件について悩んでおり、当日ボランティアさんの誘導の位置を考えるなどの工夫をしていたのですが、やはりディベーターは夢中で話していると道を間違えるらしく1試合目は少し遅れて始まりました。
この問題を解決するためにTD百瀬くんとMDのかえちゃん、そしてACさんが動いてくれました。元々、8号館のみでお題を発表していたのですが、20号館でもお題を発表することになりました。
この対応によって2試合目以降はスムーズに始められたと思います。遅れていたスケジュールも原くんと当日ボランティアさんの頑張りのおかげでそれ以上遅延することはありませんでした。

当日ボランティアさんたちですが、こちらも優秀な方々が揃っておりました。大会前、ボランティアさんたちがなかなか見つからないという問題も実はあったのですが、心優しい先輩方が引き受けて下さったり、お知り合いに声をかけて下さったおかげで何とか集めることができました。当日コミさんたちの仕事ぶりは本当に素晴らしかったです。

そんなこんなで閉会式を迎え、無事に大会を終えることができました。私は入賞者の賞状とトロフィーを準備する担当だったのですが、嬉しかったのは本大会のコミであるCDの小池くんとFDの奥田くんのチームがブレイクしたということです。2人とも運営の業務がある中で練習を重ねた結果ということで、すごいなと思いながら彼らの賞状を作成しておりました。


3. 最後に

様々な形でこの大会を支えて下さった皆様、大会を運営できたのは皆様のおかげです。本当にありがとうございました。今後ともどうぞJPDU大会をよろしくお願いいたします。
(追記:各大学のブログ担当の皆様。参加者が賞状やトロフィーを持って表彰されている写真を投稿していただけると私が喜びます。どうぞよろしくお願いします笑)

読んでいただきありがとうございました!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ありがとうございました!
会場探しの難航、新しいタブソフトの導入、部屋の移動に関してなど多くの課題があったものの、無事に大会が終えられたことは本当にコミの皆様のおかげです。ディベーターやジャッジの視点からは気づかなかったこともたくさんありましたね。

BP Novice連載シリーズ、まだまだ続きます。お楽しみに!

~BP Novice Westにかけた思い。~大会結果報告とTD,CAによる寄稿文

 ホットレモンがおいしい季節となりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?レモンやはちみつが入っていると喜びが100倍になりますブログ担当の田子です。(最近タイトルを100倍にするタグ流行ってましたよね)
さてさて、今回は関東ノービスと同日に神戸大学にて開催されたBP Novice West 2017の結果報告と、TDを務めた九州大学4年の北田瑞希さんとCAを務めた名古屋大学修士1年生大村圭史さんによる寄稿文になります。それではさっそく結果報告から!
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大会結果報告

[Team Prize]
Champion
Kyoto A (Kazuma Iida, Kosuke Miyatake)
Grand Finalist
Osaka D (Yuta Kimoto, Lukas Genshiro Nakamura)
Kobe A (Yusuke Mizuno, Keisuke Nagata)
Osaka C (Hiroki Kawai, Seiya Mitsuno)
Semi Finalist
KCUFS B (Sayaka Asano, Kosuke Tamura)
Osaka G (Kyoka Nakazaki, Yuri Murakami)
Osaka A (Yi Zhang, Honoka Takayoshi)
KCUFS A (Kirara Yamashita, Anri Sawada)
Quarter Finalist
QU A (Khac Hung, Senran Tao)
DOSHISHA A (Jason Kazuki Everaert, Kate Shimizu)
Kobe B (Yuki Yoshii, Natsuki Futamura)
NWU A (Mio Shibata, Rin Kakuhari)
Kindai C (Takeshi Kasetani, Contny Alexsandora Garsons)
NIT B (Masato Sugimori, Koki Kawai)
Osaka B (Moe Gomar, Taisei Abe)
Kyoto C (Masashi Morono, Toshitaka Inobe)
[Breaking Teams]
1st Breaking Team
12 points 634 speaker score
Kyoto A (Kazuma Iida, Kosuke Miyatake)
2nd Breaking Team
10 points 631 speaker score
QU A (Khac Hung, Senran Tao)
3rd Breaking Team
9 points 621 speaker score
Osaka D (Yuta Kimoto, Lukas Genshiro Nakamura)
4th Breaking Team
9 points 614 speaker score
DOSHISHA A (Jason Kazuki Everaert, Kate Shimizu)
5th Breaking Team
9 points 613 speaker score
Kobe A (Yusuke Mizuno, Keisuke Nagata)
6th Breaking Team
9 points 612 speaker score
Kobe B (Yuki Yoshii, Natsuki Futamura)
7th Breaking Team
8 points 608 speaker score
NWU A (Mio Shibata, Rin Kakuhari)
8th Breaking Teams
8 points 606 speaker score
Kindai C (Takeshi Kasetani, Contny Alexsandora Garsons)
NIT B (Masato Sugimori, Koki Kawai)
10th Breaking Team
7 points 616 speaker score
Osaka C (Hiroki Kawai, Seiya Mitsuno)
11th Breaking Team
7 points 615 speaker score
KCUFS B (Sayaka Asano, Kosuke Tamura)
12th Breaking Team
7 points 614 speaker score
Osaka G (Kyoka Nakazaki, Yuri Murakami)
13th Breaking Team
7 points 612 speaker score
Osaka B (Moe Gomar, Taisei Abe)
14th Breaking Team*
7 points 611 speaker score
Kyoto C (Masashi Morono, Toshitaka Inobe)
15th Breaking Team*
7 points 611 speaker score
Osaka A (Yi Zhang, Honoka Takayoshi)
16th Breaking Team
7 points 608 speaker score
KCUFS A (Kirara Yamashita, Anri Sawada)
1st Reserved Breaking Teams
7 points 605 speaker score
Kobe F (Maiko Kusadome, Kana Noguchi)
QU E (Daichi Koga, Dongik Choi)
*Same points and speaker score, but ranks are decided by WUDC rules
[Rookie Speaker Prize]
1st Senran Tao, QU A, 312 points
1st Kosuke MIyatake, Kyoto A, 312 points
3rd Jason Kazuki Everaert, Doshisha A, 309 points
4th Tobias Wiegmann, Kyoto D, 308 points
4th Hiroki Kawai, Osaka C, 308 points
6th Honoka Takayoshi, Osaka A, 307 points
6th Yuta Kimoto, Osaka D, 307 points
8th Taisei Abe, Osaka B, 306 points
8th Masashi Morono, Kyoto C, 306 points
8th Nakamura Woody Shu, Kyoto D, 306 points
[Overall Speaker Prize]
1st Kazuma Iida, Kyoto A, 322 points
2nd Khac Hung, QU A, 319 points
3rd Lukas Genshiro Nakamura, Osaka D, 314 points
4th Kosuke Tamura, KCUFS B, 313 points
5th Kosuke Miyatake, Kyoto A, 312 points
5th Senran Tao, QU A, 312 points
7th Contney Alexsandora Garanos, Kindai C, 310 points
7th Keisuke Nagata, Kobe A, 310 points
9th Jason Kazuki Everaert, Doshisha A, 309 points
9th Natsuki Futamura, Kobe B, 309 points
9th Haruka Takahashi, KCUFS C, 309 points
9th Yuri Murakami, Osaka G, 309 points
[GF Best Speaker]
Kazuma Iida (Kyoto A)
[Adjudicator Prize]
1st Hideto Sakurai, ICU
2nd Sadahiro Ideriha, Kobe
2nd Hana Muraoka
4th Masachika Onishi, Osaka
5th Kei Iwawaki, Osaka
[Breaking Adjudicator]
Hideto Sakurai
Kaoru Miyazaki(AC)
Kazuki Ueda
Kei Iwawaki
Keisuke Tanaka
Keita Kaniwa(AC)
Kenta Miyahara(AC)
Masachika Onishi
Nana Chishima
Narumi Terakishi (AC)
Nobuya Nishikawa
Sadahiro Ideriha
Shintaro Mori(AC)
Shuhei Kosaka
Shunya Mitsunaga
Toru Ikegami
Tsunaki Watanabe
Yohei Koike(AC)
Yohei Nakanishi
Yoshifumi Omura(AC)

……………………………………………………………………………
TD,CAによる寄稿文

~BP Novice Westにかけた思い。~

JPDUブログをご覧の皆さまこんにちは!
今回BP Novice WestTDCAをそれぞれ務めた北田と大村が共同で筆を取らせていただこうと思います。
それではまずはTDの北田から

BP Novice West 2017TDを務めさせていただいた九州大学21世紀プログラム4年の北田瑞希です。

結論から言いますと、TDとしてそしてコミとして目指したのは例年通りの成功ではなく、今までのBP Noviceを超える大会にすること、BP Noviceに新しい価値をもたらす事でしたが、できたこととできなかったことがそれぞれいくつかありました。

実際行ったことは、
①インクルーシビティを意識すること
②今まで参加者が大会に抱いていた不満をひとつひとつ解消していくこと
③参加者のための新しい施策(寄稿文)
でした。

①インクルーシビティを意識すること
最近は減りましたが、自分がディベートを始めてから幾度となく感じてきた、「内輪ネタ」によるそれがわからないひとに対する排他的な雰囲気や、日本でディベートしてるのは東京と関西だけだぜ!と言わんばかりの言葉の使い方、選び方。
お前たちが認知されてないだけだろ、じゃあ強くなれ、と言われたらそれまでかもしれないものの、やっぱりどこか除け者にされているようなそんな感覚があり。
せっかく大会を楽しんでいてもどこか冷めてしまうというか。
そこでインクルーシビティを意識しよう、と思い、まずはじめに変えたのが名称。関西で開催されるから関西かもしれないけれど、基本的には昨年まで関西予選に参加していたJPDUに西日本と定義される大学が出場されることが予想できる中、それならもう少し、西日本で開催、と、広い表現をしよう、ということで、アンケート結果を見ても西日本/Westという名称がいい、という意見が過半数だったため、BP Novice 2017 KansaiからBP Novice West 2017に名称を変更しました。
また、内輪ネタ排除のために、ディベーターやジャッジの名前を記載する際、ニックネームなどの使用を禁止させていただきました。

②今まで参加者が大会に抱いていた不満をひとつひとつ解消していくこと
①とも関連しますが、今回、事前にアンケートをとらせていただき、今まで過去のBP Noviceないし他の大会でよかったと思った点、不満を抱いた点をきき、その反映、解消につとめました。
この点はコミだけでは対応できない部分もあり、ACの方に多くを委ねた部分もあります。
詳細は大村さんの方から詳しくお話ししていただこうと思います!

③参加者のための新しい施策(寄稿文等)
そして、今回今までなかった新しい価値を付加していくために、ディベーター・ジャッジの皆さまにコミと同じお弁当を発注するシステムの確立と寄稿文のシェアの実施を行いました。
お弁当の発注システムはタブの久保さんの発案でしたが、アンケート結果を見てもとても好評でした。
また、Chief Innovation Officerである加藤さんのお力もお借りして、ディベート経験豊富な先輩方に寄稿文を書いてもらい、それをシェアする施策を試みました。
人数の足りないときのBPの練習の仕方に始まり、現段階で計11の寄稿文がBP Novice WestFacebookにアップされています。
まだご覧になってない方はぜひ!
なお、この寄稿文はこれからもアップデートし続けていけたらと思います。
新しい気づきのひとつになればと思います。

コミ・ACともに、3EEfficient, Educational, Equal)というテーマを掲げて運営してきました。
まだまだこういうこともできたのでは、と思う部分もありますが、ここまで例年と異なったことに試みることができたのも、アドバイスをして引っ張ってくださったChief Innovation Officerである加藤さん、ACの皆さま、コミの仲間、参加者の皆様のおかげです。

ここで得た学びはもっと具体化した上で、来年の運営の方に引き継げる形にしたり、私自身、これからディベートに関わる過程の中で活かして、ディベートコミュニティに貢献していきます。

笑顔はじけるTabチームのお二人!

その後すやすや…(笑)お仕事お疲れ様です(#^^#)



では次にCAを務めた大村から

皆さんこんにちは!Novice West 2017CAを務めました名古屋大学修士1年の大村圭史です。ほとんど北田さんがいいこと言ってくれてるので、Extensionがあまり残っていませんが、参加者が例年大会に対して不満を感じやすいところにアタックを仕掛ける!と言うところと、大会ビジョンに沿った働きについて書いていこうと思います。
(最後に雑多な感想を書きます)

①大会アンケートにおいて

大会事前アンケートにおいて、ACが自分たちに有利なように大会を行っている!というようなことが書かれていました。
そのため、ACがひたすらパネルを行いチェアをやらないということがないように気をつけました。

②大会のビジョンとAC

大会のビジョンである3Eのなかで、特にACとして大きく関わったのはEducationalというところでした。
まず第一にキャパを考えながら、何をするのがベストなのか?を自問しながら行った今回の施策はなかなかのものだったと自賛しています。
では何を主にやったのか?少しだけ説明させてください!

.ジャッジアセスメントの作成

BPジャッジをする上で、どのようなところを気をつけていければいいのか?をチェックシートの形でリマインドさせることを目的としました。
細かくチェック項目があり、これからBPジャッジを頑張っていきたい!って人や、ある程度慣れてきて自分のジャッジを見直したい!って人に活用していただけると嬉しいです。
また、これはBP Noviceのためだけに作られたわけではありません。大会後も価値を継続して与え続けるものを作りたいという一心で作りましたので、どんどん活用してくれると嬉しいです!
また、フィードバック待ってます!!
この作成の裏にはCIOである加藤さんの協力がありました。ありがとうございました!

.スプレッドシートの公開

これはかつてKK-Cupでやったものをもう一回やってみたという形です。
ACをやったことない人って、正直どんな感じでモーションを決めてるのかイメージがつかない人も多いと思うので、今後の参考にしてもらえればと思います。

.ジャッジテストの添削返却

最近ではRyoso Cup 2016で行なっていていいな!と思ったので採用いたしました。なかなかポジティブな反応が返ってきたので嬉しい限りでした!

.モーション解説

これは現在準備中です。このブログが掲載される頃にはアップされてるかもしれません。
何時間も議論してだした本気のモーションでしたので、他にはどのようなアイデアがあったのか?みたいな発見があれば嬉しいです。

.ブレイクラウンドのトレイニー制度

ブレイク落ちしたジャッジに限らず、ディベーター、アロケされなかったブレイクジャッジにもジャッジのディスカッションを公開しました。これはかなり好評で、たくさんの見学者がいる中でQF,SFのディスカッションを行いました。BPディスカッションって、どうやって進めていけばいいのかわからない人たちも多いと思いますし、これがヒントとなって普段の練習に活かす&全体のジャッジレベルの上昇につながっていければいいかなと思います。



こんな感じで、色々な施策を行ってきました。これらは全て、事前に実施したアンケートにおいて、これをしてほしい!と言う要望に基づき行いました。大会運営において重要なことって一方通行にならないことかなと思います。双方向のコミュニケーションがあって真にいい大会になるのかなと信じます。

③ただの大村による感想

The Kansai以来にACをやったんですけど、仕事が多くてめっちゃキツかったです。でも同時に楽しかったです。
正直楽にする方法はいくらでもあったんですけど、楽をするならわざわざCAを引き受けた意味もないなぁと思ったので、多くの仕事を引き受けたことに後悔はありません。まぁただ、自分のキャパ以上のことをやると、自分が楽しめたい事態になるかもしれないので、次にCAをやる人も、自分にできる範囲でやれることをすればいいと思います。
また、大会当日はとてもワクワクしました。お揃いのNovice Westパーカーを着て、モーションリリース、アロケ、ジャッジをやれたのはとてもいい思い出です。
あと、1,2年生のレベルも少しずつ上がっていて感心しました。
ただ、密かに狙っていたジャッジ順位1位は達成できなかったので、またいつか頑張りたいです。(悔しい…)
ではみなさん、また大会でお会いしましょう!アディオス!

AC陣の皆さん!




BP Novice West 2017
Tournament Director
北田 瑞希
Chief Adjudicator
大村 圭史


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 北田さん、大村さんありがとうございました!!Westパーカーとってもかわいいです…新しい挑戦の多い西日本ノービス、来年からも盛り上がっていくのではないでしょうか!

まだまだNovice特集は続きます!次回もお楽しみに(*'')