2020年5月23日土曜日

「JUDC振り返り 『コミ(TD)は楽しいぞ』」 Japanise Universities Debating Championship に際して〜TD光永さんからの寄稿文〜


 寒暖差の激しい日々に、我が家でも猫らがこたつに篭り続けていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。広報の村田です。

今回は初めてオンラインで行われた大会であるJapanese Universities Debating Championship (JUDC) について、TDの光永さんに書いていただきました。
普段大変さばかりが注目されているコミの仕事について、その楽しさや魅力が詳しくかつ読みやすい語り口で書かれています。コミの仕事に興味を持つこと間違いなしです。

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 こんにちは!!Kansai Debate Community会長の光永隼也です!
 ちょっと前に行われたオンラインディベート大会のJapanise Universities Debating Championship の感想的なのを書かせて頂きたいと思います♪
 普段なら結構こういうのは面白さ重視でフザけて書いちゃうのですが、今回はJPDU様からの正式な依頼があったということで真面目ポイント多めで書いていくことを心がけてパソコンの前に座っております。
 パソコンの前に座って三時間ぐらいたった今、ちょうど何かしらユニークなことが書けそうな気がしてきましたのでタイピングを始めていきます。
 結論を先に持ってくると、『コミは楽しいかもしれへんよ』です。近年、僕の知る限りだとコミの負担問題とか大会参加者のマナーが良くないかもしれへん問題とかが巷で噂になっていると思うのですが、そこの問題はしっかり受け止めて議論を続けていくという前提で、たまにはポジティブなことを語る人がいてもいいんじゃないかということでポジティブという概念から生まれたという説がある(社会契約説すらも所詮、説説。)僕が語りますね。
 3点ぐらい楽しかったポイントを挙げていきたい。
 ①友達増えたかも
 ディベーターしてる時は、周りの人たちは大体敵ですけど(この考え方僕だけかな?(笑)) コミしてる時は大体仲間なので人と仲良くなりやすいかなと思います!
大会の方針決めたり、ちょくちょく事務連絡をするときに(実はほとんど優秀なVTD達にやってもらってたんやけど)コミュニケーションをとるから親近感が湧いてきてきてオンライン練習会とかで会ったときに『うおーーー、最強のCDの後田くんだー!!』ってなる感じ。他大学で全然学年とかが違うくても同じ大会の運営に入っていれば仲間意識も芽生えるし会話もするし楽しいよね。
 で、友達増えると色んな所に顔出しやすくなるし、大会も行きたくなるし、何かしらのお願い(レクチャーの依頼とかACとか)もしやすくなるし良いこと尽くしな気がしますね。
 一つ悔いがあるとするのであれば、今回オンライン大会だったから友達になるチャンスがオフライン大会よりは薄かったのかなっていうところです。オフラインであれば飲み会とか行けたのにもったいない!!
 ②周りの人たちの素晴らしさに気付けた
 そもそも、色んな依頼を快く受け入れてくれたACやコミの皆さんの優しさだったり、仕事をガンガンこなしていく能力の高さだったり感銘を受けまくりました。あと、運営側だけじゃなくて大会の参加者の方々の素晴らしさにも気付けたかなと思います!!正直、『コミをすること=めちゃくちゃ批判されるし、変なクレームもくるし、だいぶメンタルやられるんだろうなー、まあ僕の両親はポジティブの概念やから大丈夫かー』ぐらいのメンタルでTDのお誘いが来た時は引き受けたのですが、実際に大会が終わってアンケートをとらせていただいてそれを見返す限り、ポシティブな感想を多く頂いて今後の大会の改善点等も優しさに包まれた言い方がされていて良い意味でビックリしました。よく話題になっているような理不尽な要求だったり批判というのが来るのかなーとビビッていたのですが、今回の大会に関しては優しさ溢れる参加者の方が多くて感動です。ちょっと個人的な信条になるのですが『意見や批判は優しさに包んでもしっかり出来る』ということが人類にとって大切なのかなと思っております。たまにやけに辛辣なRFDだったり、逆にジャッジへの質問やったりSNSでの批判を見たり聞いたりするのですが、あと5mmだけ優しさをトッピングしてください。ディベートは上手くなりたいしコミュニティーとか大会の運営も改善していきたいんですけど、多分ですけど、みんな傷つけられたくないのかなと思いますので(しかもディベートっていう競技自体明確に勝ち負けがついて悲しくなることが多くなるし)丁寧なコミュニケーションをとりましょう。今大会は、参加者からコミに対するコミュニケーションという点では優しさ満点だったと思いますので、この調子でいけば人類の未来は明るいです。笑顔笑顔。
 ③達成感大きめ
 上記の2点が主な理由になるのですが、基本的に理由は3個ぐらい付けるように頑張ってるし、もう先に3点楽しかったポイントがあるって言っちゃったのでオマケで達成感について触れようと思います。
 一つの大会を運営してそれを終わらせるというのがシンプルに達成感がすごかったです。クロージングセレモニーでTDアドレスをして盛大にスベった(Can’t hearの嵐)後、胃が痛くなるぐらいの達成感でした!! 感覚としては、学園祭とかでクラスの出し物をいい感じに終わらせた的な感じですね!ディベーターをしていると大会の結果とかに結構達成感的なのをコントロールされて辛みが大きいことがよくあるのですが、コミやACだと大会をある程度健全に運営出来ればそれで幸せなので、学園祭とかでテンションあがるタイプの人は向いているかもしれません。
 以上、3点が僕がコミ(TD)が楽しいかもしれへんって思った理由なのですが、ここまで読んで頂いた皆様だけに、なぜコミの楽しさについて触れたのかのもうちょっと真面目な理由を知っていただきたいです。
 ポシティブにイベントを企画・運営することが出来る雰囲気っていうのがコミュニティーの成長に必須なのかなと思っていますので、ネガティブな所ばかりを捉えすぎずに素晴らしさにも気付いていければよいなと思い、楽しさを強調して書かせて頂きました。
 イベントや大会があると、良い練習の機会や地域間の交流の場所になりますしその中でしっかり切磋琢磨していくのが全体のレベルの底上げや知識やテクニックのガラパゴス化を防ぐことになると思いますし、また、イベントの運営者がやらされてなあなあで適当にやっているのか、もしくはやる気満々でポジティブに運営をしているのかどうかでイベントの質も変わってくると思います。
 積極的な運営をしっかり出来る人をサポートしていくためにも、運営者に対するポジティブなイメージや周りからの優しいアドバイスは大切になってくると思いますので、皆様『優しさ5mmトッピング』を心に刻んで頂けると有り難いです。


 まとめになりますが、これから運営に携わる可能性のある皆様、多分みんな優しいアドバイスをしてくれるし、周りには頼めば仕事をガンガンしてくれる素晴らしい人も多分います、少し勇気が出なかったりするかもしれませんが、ちょっとだけ勇気振り絞って楽しいイベントを企画運営してみてください!!!何か僕がお手伝いできることがあれば全力でさせてもらいますので共にディベートコミュニティーを盛り上げていきましょう!!
 では、ここでタイピングをやめようと思います!!皆さん、今後もよろしくお願い致します!! さようなら!
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光永さん、ありがとうございました。とても優しいとポジティブに溢れた文章でした。これからもKansai Debate Communityの会長として、またディベーターやコミとしてのご活躍を期待しています。

2020年5月16日土曜日

2020年JPDU広報担当紹介


こんにちは、広報担当の村田です。遅ればせながら、今回は2020年JPDU広報を担当するメンバーを紹介させていただきたいと思います。既にいくつかの仕事を着々とこなしていて、とても頼れるメンバーとなっています。

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廣田佳紀(近畿大学)

こんにちは!この度JPDU広報担当します近畿大学4年の廣田佳紀といいます!

私は主にPDMLとJPDUのHPの管理を行います!テキパキ仕事していけるよう尽力いたしますので、何卒よろしくお願いします!

P.S.
よく大会でコミをしているので大会とかでお会いしたら気軽にお話しましょう☺️

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村田律(慶應義塾大学)

こんにちは。JPDU広報担当となりました、慶應義塾大学2年の村田律です。

自分は主にブログとSNSの管理を担当します。しっかりと貢献していきたいと思います。ブログの依頼が来た際には引き受けていただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

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中村友哉(一橋大学)

こんにちは〜!今年度JPDUの広報を担当するうちの1人となりました、中村友哉です!
ホームページとJPDUブログを主に担当します〜!特にホームページは今年リニューアルする予定とのことなので、頑張ってやっていきたいです!よろしくお願いいたします!!

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岩田和子(東京理科大学)


こんにちは!JPDUの広報担当になりました、東京理科大学2年生の岩田和子です。
PDMLとTwitterを担当します!
少しでも貢献できるように頑張るのでよろしくお願いいたします!

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以上の4人で広報を担当していきたいと思います。JPDUやディベートに関わる情報をしっかり皆さんに伝えられるよう努めていきたいと思いますので、1年間よろしくお願いいたします。

2020年5月8日金曜日

JPDU spring tournament 2020 中止に際して ~TD香川さんからの寄稿文~

澄み渡る青空の向こうにはまだ雪化粧をした富士山を臨むことができますが、外出ができない今ではベランダから臨むその姿もいくぶん悲しげに見えてしまいます。みなさまいかがお過ごしでしょうか。広報の中村です。

今回は、コロナウィルスの影響で開催を断念せざるを得なかったJPDU spring tournament 2020(通称春T)について、TDの香川さんに今回の決定の背景などを書いていただきました。これまで数多くのコミ経験がある香川さんならではの視座もあり、必見です。

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 こんにちは。ほんのちょっとの間でしたが春TのTDをしていました、青山学院大学4年の香川沙也です。最近はふわっふわのティラミスになることを夢見ています。

 「大会中止になっちゃったし、ブログ寄稿回避できるのでは?!」と淡い期待を抱いていたのですが、普通に執筆をお願いされてしまったので頑張って思い出しながら書きます。


 今年の春Tはコロナウイルスの影響により開催を中止しました。ご参加を心待ちにしていただいていた皆様には心よりお詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。(地より深い土下座)
 このブログでは、中止の決定に到るまでの様子オンライン化を懸念した理由の詳細などについて、「JPDUTとして」という視点から皆様に共有させていただければと思います。(あと適当に思ったことも書きます。)

  1. TD就任経緯
  2. オフライン開催中止判断について
  3. なぜ春Tをオンライン大会化させなかったのか
  4. 感想など

  1. TD就任経緯
 3月5日、現JPDU副代表から「春TのTDどうしよう...」と連絡がきました。去年私はJPDU副代表を務めていたのですが、その際に「春TのTDは早めに決めよう!就任したばかりの次期JPDU幹部に投げてしまうと、突然指名されたTDは『会場抑えとNationals運営よろしく!(尚準備期間ほぼ無し)』みたいな鬼ヤバ展開が容易に想像できて地獄!」的なことを言ってました。ですが、結局この手でなあなあにしてしまったため、罪悪感からTDを引き受けることにしました。

 就任後、開催日まで2ヶ月を切っていたのでその日のうちに会場とタブ探しを始めました。関東の現役生を中心にタブ経験者のリクルートをしていたのですが、Nationalsなのもあり、選手として出たい人ばかりで振られっぱなしでした。某タブマスターが卒業された今「タブいない問題」がかなり深刻化していたので、東映杯に引き続きコミ公募制度を導入して「新規コミ人材の育成をしよう!」と春Tの裏テーマを決めました。JPDU代表を始めとするたくさんの人たちのお力添えもあって、良い感じに若めのコミ編成ができました。応募してくださったみなさん本当にありがとうございました。

  1. オフライン開催中止判断について
 アカデミー運営を悩ませたで賞2020の最優秀賞は、突然暴走してしまったtabbrでもなければ、モンスター参加者でもなく、コロナウイルスです。
 当初の予定では会場として予定していた成蹊大学の使用可否連絡によって、大会の延期を検討していました。しかしコミACで会議を重ねた結果、以下の懸念事項によりオフライン開催は一切中止の判断を下しました。

→「5、6月に延期説」
 ・この時期にコロナウイルスが完全に収束していることは非現実的であり、そもそも会場が見つかる保証もないので安易に延期宣言をして運営を進めるべきではない。延期しまくると、運営はその度にアプリケのやり直しを、参加者はいつになるかもわからない大会に向けて同じチームでずっと練習しなければならない、などという状況が続く恐れあり。
 ・参加することが構造的に難しい学生がそれなりの数いることが予想でき、参加者数が減ってしまった場合、本来の大会の意義を失ってしまう可能性がある。(所属大学から課外活動の中止要請が出ている団体や、医学部生など所属学部の事情がある学生、家族に医療従事者や実際に感染者がいるといった家庭の事情がある学生など。)

→「いっそのこと夏まで延期説」
 ・例年春Tは新入生へのエジュケ(若葉杯など)を行う時期よりも前に開催されているが、夏に開催するとなると新入生へのエジュケで忙しく、Asian大会へ出場する余裕がない可能性がある。
 ・後ろに控える大会への影響やBPとの兼ね合いからも春Tとしてオフライン開催をすることによる、ある程度の弊害は避けられないと予測できる。

 とまあツッコミ所がありそうなことを色々書きましたが...結局の所、一番の理由はコロナで場所が借りられなさそうなのでオフラインはやめにしようということです。参加者をこれ以上振り回すわけにもいかなかったので、オフラインについては割と早い段階で意見がまとまりました。

  1. なぜ春Tをオンライン大会化させなかったのか
 (注意:日本語を読んでもらえばわかると思いますが、オンライン大会を批判しているわけではありません。2020年4月上旬時点でJPDUTをオンライン化する際の懸念点を述べているだけということをご留意ください。私はオンライン画期的で素晴らしいと思います!!!(大声で叫びながら))

 オフラインで開催をしないとなると、次はオンライン化ついて議論しなければなりませんでした。
結論:春Tをオンライン化すると、
①JPDUTとしての大会提供価値が保証できない。②JPDUTとしてアクセス性を担保できない。③コミの負担がやばそう。
→なので、日本のオンライン大会化はいきなりJPDUTとして行うのではなく、とりあえず有志開催の大会から徐々に運営ノウハウを蓄積して、参加者にも慣れていってもらおう!!です。

1つずつ説明していきます。(なんかRFDみたいで恥ずかしいですね。笑)

 ①JPDUTとしての大会提供価値について
 国内外における大会でACやIAを選定する際に用いられるNationalsの大会実績はある程度信頼できる指標であるべきだと考えます。オンライン大会の運営ノウハウがまだ十分とは言えない状況で開催した場合、トラブルが発生してしまうことは避けられません。そんな状態でNationalsとして大会を開催することは極めて危険であると判断しました。
 (JUDCでは驚異の腕力で4R/1日回せていましたが、)予期せぬ遅延によって予選で3Rしか回せなかった場合、一騎打ちのAsian Styleではブレイクにおける運要素が多少強まってしまう恐れがあります。また、翌日に予選をずらしたとしても、ブレイクラウンドの数を減らさなければならないことや、(オンラインじゃないので一概にそうとは言えませんが)普段の大会でも2日目にブレイクチームが出席しないなどのことからも実績保証という観点において、提供できる大会の価値が例年と比べて低下してしまうと考えました。(ブレイク制を廃止し、チームプライズ制にした場合も同様です。)

 ②アクセシビリティについて
 JPDUTはJPDUに加盟する団体に可能な限りフェアである必要があると考えます。オンライン大会として開催した場合、安定したwifi環境やラウンドに取り組める静かな場所などのフェアネスや参加者のアクセシビリティが担保できない可能性があります。
 もちろん、通常のオフライン大会であっても、遠隔地の参加者は参加出来る・出来ないの格差は存在します。しかし、春・秋のどちらかは西日本開催にしていることや、(お気持ち程度ではありますが)遠方補助などで少なからず格差是正に努めようとはしています。その一方で、オンライン大会で在宅ワークをしている家族が居る実家暮らしの参加者や安定した通信環境が整っていない人たちについては、残念ながらコミから何もしてあげることはできません。これらが原因で参加機会の格差をJPDUとして生み出してしまうことは望ましいことではないと判断しました。

 ③コミの負担について
 前例が少ないとは言え、香川もコミ修行をそれなりに積んできたので腕力でオンライン大会をぶん回すことは物理的に可能です。ですが、「『気合いで回せる=大会を開催するべき』って考え方、大丈夫...?」と不安に感じました。
 オンライン化するとなれば、
 ・役職やそれぞれの仕事内容(特にTCやMDなど)も当初の予定と大きく変わってくる
 ・当日のトラブルを避けるためには、練習大会を複数回開く必要があり、その分の労力も人件費として当然考慮する必要がある
 ・Tabのジャロケを遠隔で行う難易度がちょっと高そう
 ・tabby catを使う約束だったのにvetoの関係で、タブチームは1から触ったことのないtabbrを扱う必要がある
 ・遅延時のルール決め、徹底が大変(xx分通信が途切れたら負けにするなど)
などのコミ的懸念事項が予想できます。
 コミの過剰な負担が叫ばれる中、果たしてこれらの負担は「負うべき負担である」と言い切れるのでしょうか。ましてや、春Tのコミはコミ経験の浅い人たちが多く、元々オフライン開催を前提に編成されているため、彼らにオンライン大会として運営することに同意するフェーズはどこにもありませんでした。オンライン化する場合には、運営を自由に辞退できるよう努めるつもりではいましたが、残念ながら実際に簡単にコミを抜けられるような雰囲気ではないように感じました。(本当にごめんなさい。私がもっとアットホームな雰囲気作りが出来ていればよかったのですが。。( ; _ ; ))
 このように、理論上の開催は可能ですが、4月上旬時点でのオンライン大会の運営についてはまだまだ未知数であったため、コミの負担を考慮すると積極的に開催を検討することはできませんでした。

 こんな感じで、「これが東映杯みたいな有志大会ならオンライン化したけど、JPDUTは厳しそうだなあ。開催したいけど、非常にとてもすごくマジで超絶めっちゃ怖いなあ。」と思ったので中止にしました。
 (春TCAの受け売りですが)オンライン化は、非JPDUの大会から徐々に日本ディベート界が慣れていくことができれば、それが一番理想的な形かなと思います。JUDCの運営のみなさまお疲れ様でした&ありがとうございます。

  1. 感想など
 ぎゅ!ってまとめると「めちゃ悔し〜春T開きたかったなあ。コロナぜつゆる(´・ω・`)」です。
 コミACのみなさんがそれぞれ進めてくださっていたお仕事はもちろん、TDとしては、遠征勢をコミACにこんな入れちゃっていいの?参加費的に大丈夫?の判断をしたこと、CA/DCA承認リストを色んな人に相談しながら作成したことなどなどなど。「あ〜〜あGHQで獄激辛ペヤング食べて誰かを巻き添えにしようと思ってたのにな〜〜。」と楽しみも含めた全部が水の泡になっちゃって残念な気持ちです。

 わたし1人の最終判断で、国内で最も権威のある大会の1つである春Tが無くなってしまうということのプレッシャーに1ヶ月間毎日フルボッコにされ続けていました。あんなにコミ修行を積んできたのに1人では何も決められない自分の無力さに絶望さえしました。中止後、SNS上で中止を残念に思う人たちをたくさん見て、しばらく自分を責めずにはいられませんでした。
 何度でも言いますが、個人的には大会運営は楽しくて仕方ないので開催したかったです。とてもとても。本当にとても。ですが、トラブル処理などが未知数であったオンライン大会において、まだ経験も浅かったコミが負うであろう負担について考えると中止にして良かったと思います。中止の最終判断をしたのは私なので香川のことは嫌いになっても春Tコミのことは嫌いにならないでください。(前田敦子)

 最後になりましたが、コミACのみなさま、大会運営に関してご相談に乗ってくださった方々、本当にありがとうございました。こんなにもちっぽけで頼りないTDで申し訳なかったです。みなさんがいなければ香川はぺちゃんこでぺらぺらになっていたと思うので感謝しきれません。

 さすがに腕が疲れてきたのでこの辺りで終わりたいと思います。(運動不足)
 大会・セミナー運営は最高に楽しいのでみなさんぜひ挑戦してみてください。わからないことがあれば香川は何でも助けます⁽⁽◝( ˙ ꒳ ˙ )◜⁾⁾ 
 ここまで読んでくださった方々はありがとうございます。疲れたと思うので美味しい紅茶でも飲んでくださいませ。拙い文章でほんとごめんなさいでした。。。


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ありがとうございました。いつかまたみなさんで顔を突き合わせてディベートできる日が来ることを祈念して、失礼いたします。

2020年5月6日水曜日

JPDU spring seminar 2020に際して ~TD松尾さんからの寄稿文~

こんにちは、本日は5月6日、ゴールデンウィークは例年とは完全に様変わりしてしまいましたが、それでも例年通りあっという間に過ぎてしまいました。東京の季節外れの雷鳴は、感染症対策のさらなる試練を予感させるものではありますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。広報の中村です。
今回は、JPDU spring seminar 2020(通称春セミ)についての寄稿文です。今年の情勢を鑑み、マスク着用の義務化・一部レクチャーのオンライン化など、感染症への対策を入念にして行われました。参加した身といたしましても、楽しく有意義な時間だったと振り返って思い至り、感謝の気持ちをここで述べさせていただきます。ありがとうございました。
そんな春セミ成功の立役者、TDの松尾さんに今回はブログへの寄稿をお願いいたしました。早速ではありますが、お楽しみください。

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どうもこんにちは。スクリーンの前にずっといるせいで眼と腰が痛い鰹です。鰹に腰はないとか言わないでください。
 春セミのTDを務めさせていただいたのでその経験について書きます。ちっとも提出せず、催促されたら「ああああああああごめんなさいいいいい」とだけ吠える私を辛抱強く待ってくれた村田くんありがとうございました。すいませんでした。

 私は去年の銀杏杯で初めてTDをやったのですが、今でも当時のコミには頭が上がらないほどなーんにもできないTDでした。続いてVTDになったSAD IV2でも圧倒的働かないマンと化し、そのときのコミにも足を向けて寝られない状態に。大会当日はまだ必要に応じて動けるものの、当日までの細々とした業務がわからず、それらをこなすタイミングもわからず…という感じで、今回もTDを引き受けはしたけれどもまた名目上のTDみたいになっちゃったらどうしようと不安だったわけです。
 そんな状態の鰹を救ってくれたのが当初VTDだった方でして、この方が作ってくださったワークフローがめちゃめちゃ参考になる!!すごい!!全部できてる!!この通りにやっていけばいいんだ!!!いついつまでにこれをやってあれを確認したらそのまま春セミが開ける!!!といった感じで、このワークフローとは春セミが終わるまでずっと首っぴきでした。予算案もできていました。すごい!!!!!ありがとうございます!!!!!
 ただ、無責任に感謝だけしてればいいものでもなくて、詳細なワークフローや開催数ヶ月前なのにすでにある程度完成された予算案を作るのは本当に大変だったはずなんですよね。VTDにやってもらって当たり前な仕事じゃないですし。だから、これだけやっていただいて、脱ポンコツTDのための武器を受け取ったんだから、春セミは絶対に成功させなきゃ!とモチベーションが爆上がりました。同時に、今後大会のコミをやるとなったら自分で一から作っていかないと!と思いました。いつまでも熟練のコミ職人に頼るわけにはいかないな、と。最近はディベート界全体で、一部の「コミをいつもやってくれる人たち」に強いてしまっている負担を見直そうねという機運が高まっていると思うんですが、この時にそれを初めて自覚したわけです。

 と、意気揚々とTDのおしごとを始めた私ですが、これがまあ難しいですね。コミ、見つかりません。レクチャラー、もっと見つかりません。だってみんな忙しいもんね。それに、声かけの段階ではまだ具体的な報酬のお話ができません。レクチャラーに関しては先述のワークフローのスケジュールでもギリギリまで全然決まりませんでした。しかしそんな中でも、今回集まっていただいたレクチャラーはコミ全員で「この人にディベートを教えて欲しい!」と意見が一致した方々ばかりです。全員それぞれの方法でディベートを突き詰めていて、独自のディベート観を持って日々研鑽を重ねていると思っていました。事後アンケートを見る限り、それはしっかり参加者のみなさんにも伝わったようで、コミとしては誇らしい限りです。私が教えたわけじゃないんですけど。

 だって、3日目が終わったあと数人がラウンド練開いてましたよ。エッみんな疲れてないの??「いや、学んだこと今すぐやってみたいんで!」…そうか、そんなに充実してたんだ。実践したくてたまらなくなるほどの何かを学んだんだ。
 ラウンド練をし終わった人たちも、普通に帰った人たちも、わざわざGHQに立ち寄ったりして「ありがとうございましたー!」って元気に挨拶してくれました。いやいや、ありがとうはこっちです。でも、参加者がこんなに喜んでくれたってことは、春セミは成功したって言えるかな。

 もし成功したと言えるのであれば、ひとえにコミメンバーの尽力のおかげです。今年は例年と違って宿泊にはせず海外レクチャラーも呼ばなかったので、FDが予算にいろいろな調整をしてくれました。当日もずっと領収書を書いたりコミ・レクチャラーなどの報酬を包んでたり、最後まできっちり締めてくれました。TCもとてもおいしいお弁当などの手配のみならず、レクチャラー探しやFDとの予算調整、参加者からの質問対応、いろいろな場面で活躍してくれました。会場となったお茶大の学生であるCDには大学側との連絡、備品の借用手続き、えらく気難しい警備員さんとの対応など職務外のいろいろなことを任せてしまいました。というかCD、COVID-19で上智が使えなくなることを見越して大学だけでなくいろいろな施設を調べてくれたり、不足の事態に率先して対応してくれたり、いろんなピンチを助けてくれました。VTDは当初の方も後継の方も、わからないこと不安なことは全て先回りして教えてくれて助けてくれました。MDのユーモア溢れるメンバー紹介、様々な局面でのレクアテのアドバイス、たくさんの人の活躍があってこその春セミだったんだなあと実感します。関わってくださった全ての方に、改めて感謝します。
 
 最後に、反省点をいくつか。①オンラインとオフラインの混合形式ならば同時配信、Wifi整備などを万全に。とくに三日目のelectiveで参加者のみなさんに迷惑がかかってしまったと思います。せっかくの機会なのに本当に申し訳なかったです。 ②会場の電子機器類は事前に試しておくべき。アダプターなども余裕を持って用意しておくべき。 ③酔っ払った状態でTD挨拶をしない。 ④大学側のルールを徹底。入構制限や身分証など、細かいルールをこちらが周知徹底しきれなかった部分がありました。正直「そんなん言うてへんやん!!」ってこともあったけど、それで使用許可が下りなくなるのはディベーター、特に会場のインステです。

 だらだらしたお気持ち駄文にお付き合いくださってありがとうございました。コミたのしい!と味をしめてしまった鰹はGemini CupのTDとしても頑張るので、応援よろしくお願いします。それまで、この情勢ですからみなさんどうかご自愛くださいませ。



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ありがとうございました!JPDU広報部といたしましても、皆様のご活躍を心より祈念しております。失礼いたします。