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2018年7月19日木曜日

Gemini Cup 2018に際して①~優勝チームからの寄稿文~

梅雨が早々に過ぎ去り猛暑の片鱗が除く季節がやってまいりました、皆さんいかがお過ごしでしょうか。小林です。

先日、2年生以下向けの学年大会・Gemini Cupが開催されました。
今回も複数本立てでお送りいたします。本日の主役は優勝チーム「Professional ???」です!

仲良しUTDS2年生感が伝わる1枚
左から順に沖田くん、浅野くん、張くんです!

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Gemini寄稿文 from UTDS Professional???

こんにちは、東京大学2年の張です。
この寄稿文では、①大会前、②大会中、③大会を終えて〜の3編に分けて3人で分担することにしました。まずは僕から①大会前ということで事前にどんな準備をしたのか淡々と書いていこうと思います。

チームが決まったのは3月の上旬くらいで、高校時代からの長い付き合いである浅野と、これまためちゃくちゃ優秀な沖田の2人と組むことになりました。

春Tは3人とも別々のチームで出場したので本格的に練習を始めたのは4月の終わりでした。練習時間は週4コマ(7時間)+本郷練と設定し、5月の中頃にはロールを確定させて、プレパ練やラウンド練を進めていきました。

具体的にどんな練習をしたかざっくり書いていきます。まずマナーの面では、3人ともスピーチが冗長なのでfluencyを上げようということで、週4回何でもいいので7分スピーチしてLINEに上げるというのをやりました。

内容面では、特に戦略を意識して練習しました。以前栗田先輩から頂いたレクチャーの資料を参考に、どんなタイプのディベートになった時にどこを各スピーカーで伸ばすか、どんなClashで勝つか、前日まで3人で試行錯誤しながら考えました。プレパ練でも試合でも、まず最初にどこを水かけにして相手をどこで上回るか、相手がどこで上回ろうとしてくるかを考えるように意識しました。

プレパ練は古典モーションとGeminiの過去問を中心にやり、ラウンド練はUTDSの部内の空きコマ練を週1ラウンド+本郷練1ラウンドやりました。本郷練では先輩方に様々な有意義なアドバイスを頂きました。また、僕のロールはWhipだったのですが、平本先輩に参考になる音源など個人的に色々教えて頂きました。先輩方本当にありがとうございました。

Geminiというとチーム仲が例年色々噂になりますが、うちのチームはかなり良い関係を保てたと思います。練習の後もよく3人でご飯行ったし、6月の頭には本郷練の後そのまま柴田先輩宅に泊まって徹夜で人狼やったりしました。(ディベーターで人狼やると話し合いがめちゃくちゃ理詰めになって面白いです)

続いて浅野から大会中についてです。

UTDS2年の浅野です。

大会中について、参考になるようなことを書こうと思います。ジェミニの所感はUTDS blogの方に書こうと思いますのでよかったらそちらもご一読ください。

プレジェミニでかなり良いパフォーマンスを披露して安心してました。プレジェミニに比してモーションが難化したことにより、案の定パフォーマンスの質が低下したというのが端的な印象です。 これは年によるので一概には言えませんが、The古典ではなく古典の応用が出やすいです。

⓪プレジェミニについて
勝敗としての結果はそんなに気にしなくていいです。でも試合中のパフォーマンスは気にしましょう。課題を見つけたもん勝ちです。ちなみにプレジェミニでいい結果残すとジェミニ勝てないなんて話があります。でも、精神的に余裕を持てるし、残念なことにジャッジにも若干のバイアスがジェミニの予選ラウンドで生まれうるので全力で戦ってください。

①Vetoについて
大会中、ほぼミスらなかったと思います。たくさん練習しておきましょう。Vetoの方法は人によって異なるのでなんとも言えません。参考までに自分は、1)類似モーション(≒戦略)の特定、2)具体的なハームの特定に努めていました。
よくあるジェミニのVeto失敗パターンとして、見たことある・なんとなく話せそうで突っ込んむ、よくよく考えたらハーム描きにくい、戦略的にきつかったというものがあると思います。Vetoは直感に頼らないことを肝に銘じましょう。また、分かるけど勝つのがきついモーション・よく分からないモーションの2つがある時、どちらを優先的にVetoするか先に決めておきましょう。予選なら前者の方がスコアは跳ねやすいだろうし、ブレイクラウンドなら後者の方が負けるリスクは減らせる気はします。ただ、これはチームによって違うはずです。

②プレパについて
役割分担をしていました。自分はリーダーだったので、自分達のケースとアクター分析。沖田は自分達の戦略・勝ちマター。張は相手のケースと戦略をひたすら考えていました。いずれも対立軸は把握していないとできないので、被る部分はあります。でも対立軸を把握した後の細かい部分は分担した方が効率いいんじゃないかなと思いました。本番も多くのラウンドで機能しました。

③分からないモーションにぶち当たった時について
まず、基本に立ち返りましょう。Victimを特定して、アクターを分析する。なんとかなるはずです。R3はそれで最悪の事態は回避しました。それでも分からない時。リーダーは決して焦らないようにしましょう。リーダーが焦るとチーム全体が不安に陥ります。実際に自分たちもQFでよくわからないモーションにぶち当たりました。結果、リーダーの自分は本当に酷いパフォーマンスをしました。でも、ジェミニはラウンド・モーションによってディベートの質がかなり違います。自分達が分からない時は相手も分からない、そう割り切って戦いましょう。セカンド、さらにウィップは死ぬ気で相手のケースを潰しましょう。自分達のケースが弱くても相手のケースを0にすれば勝てます。QF、本当にチームメイトに感謝です。

④ブレイクラウンドについて
ジャンケンで負けてオポを引きましょう。SFまでずっとGovでしんどかったです。

⑤リプライについて
ジェミニ、リプライはとても大切だと感じました。特に僅差の時に頑張って巻き返しましょう。リプライは色々禁止事項がありますが、物は言いようです。最後まで粘ってください。

⑥その他
朝早いです。睡眠はしっかりとりましょう。あと昼食の時間がないです。ラウンドにご飯を持って行ってジャッジがRFD考えてる間に食べるのが賢いと思います。

以上のような感じで乗り切りました!Asianはチーム力が本当に大切なので、信頼関係を築いて、チームとして欠点を作らないことを目標にやっていくのがいいと思います。チームメイト2人のおかげで上記のような大会中の障壁も乗り越えられました。

最後に沖田です!

こんにちは。東京大学二年の沖田です。
最後、大会を終えた感想を書こうと思います。

まず、チームメイトへ。エースであり部長の浅野、毎日のようにラインで話す仲の張には感謝してもしきれません。前々から二人と組みたいと密かに思っていたので、チームが発表された時は非常に感激していました。その後の試合に向けての準備、大会中もずっとワクワクしていました。私が試合でミスをした時も励ましてくれ、人間としての器の大きさも感じました。自分の中で2人と切磋琢磨する日々がまだ続いて欲しくジェミニが終わった今でも、いつもの練習場所に行くと2人が待っているような気がします。また張はプレジェミニ、ジェミニと家に泊まってくれて楽しい時間を過ごしました。(ジェミニ最終日は浅野もW杯を見にきました。)本当にありがとう。

先輩方や同輩、また後輩にも感謝の意を述べたいと思います。質問したときにすごくわかりやすいアドバイスを先輩がくださり本当にありがたかったです。また、ジェミニに向けて一緒に頑張ったUTの同期も試合してくれてありがとう。後輩も、一、二年ラインや駒場練で会った時に優勝を祝福してくれてとても嬉しく思います。

以上です。ここまで読んでくださってありがとうございました。
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素晴らしい寄稿文をありがとうございました!
次回記事では今大会運営メンバーからのコメントも掲載予定です。

ご拝読、ありがとうございました。

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