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2022年5月11日水曜日

〜安藤一真さんからの寄稿文〜

上智大学3年の窪田彩香です。 対面大会も開催されオンラインでのディベートがなくなりつつある今、早稲田大学の安藤一真さんの濃いディベート経験は大変参考になると思い今回執筆をお願いしました!是非お読み下さい! こんにちは。早稲田大学3年の安藤一真です。自分が大学3年生という実感がなくて、多少焦っています。この度は、このブログを読んでくださいましてありがとうございます。編集担当の彩香さんにここで感謝の気持ちを伝えたいと思います。 ジャッジとしての経験とそれから学んだことを話したいと思います。大変恐縮ですが、お付き合いください。少しでも参考になれば幸いです。 Japan BP 2022で提供ジャッジとして出ることが決まったのは大会の二週間前ほどでした。心優しいチーフの竹内さんに枠を譲ってもらいました。前の週に参加していた紅葉カップで、オープニングが苦手ということに気づいており、その攻略法で悩んでいました。予選は、オープニングで3位2回、クロージングで1位2回をとって、通過しました。準決勝もクロージングとして、決勝まで進出することができました。また、スピーカースコアも、平均的にオープニングの方が2.5点低かったです(これに関しては、順位とSSがある程度関係していると考えられるので、当然だとは思いますw)。要するに、紅葉カップではオープニングがうまくいかなくて、悩んでいました。 Japan BP 2022以前にジャッジをしたことはほぼありませんでした。レベルの高い大会だと多くの人から聞いていたので、ちょっと緊張していました。しかし、上手な人のスピーチが聞ける良いチャンスだと思い、自分の実力範囲内で頑張ろうと思いました。 結果的に、学びが多い経験となりました。ジャッジとして、スピーチを流して聞くのではなく、能動的に聴く姿勢が求められました。最初に、スピーチ内容を理解する。そして、それを完成度や重要性で評価する。最後に、ディベート全体を踏まえて、その議論を捉える(contextualiseする)必要がありました。それと同時に、ディベート全体の流れを確認したり、自分の意識を正常に保たないといけないのです。ラムネとコーヒーが必要です。けれども、この作業を繰り返すことで、ディベートのことをちょっとだけ理解することができたという実感が湧いてきました。気付いた点が何個かあるのでそれを共有したいと思います。 1オープニング(そしてディベート全体)は量より質かな? ジャッジとして議論を評価しているときに、一つのスピーチにつき、重要なポイントは数が限られているということに気づきました。スピーチによっては、一つか二つしかないときもあります。自分は、話すことがなくなることが恐怖なので、プレパ中にとにかく話す内容を多く盛り込む傾向があります。しかし、そうすると拾われるポイントが少なくなってしまいます。そして、ポイントが多いため、その中に重要なポイントがあったとしても、それに関する説明量が相対的に少なくなってしまいます。そうなりますと、いわゆるアサーションで終わってしまいます。それに比べて、プレパ中に複数の議論を出してからそれらを吟味することによって、本当に重要なポイントを抑える確率が上がります。また、それさえ膨らませれば、スピーチとしては完成度が高くなり、ジャッジとして評価できるものとなります。 2リバッタルではなく、比較 Japan BPのレベルはとても高く、本当にディベートを聴いていて楽しかったです。自分のスピーチと比較して考えていたときに、どうしてもリバッタルが出てきました。ジャッジがリバッタルを評価する上で重要なことは、まず相手の議論をどれだけ削っているかということです。ただし、そこで終わってはいけません。その後に、なぜそのリバッタルが自分の議論にとって大切なのかも説明する必要があります。また、自分のリバッタルがいかに相手の全体的なアーギュメントにおいて致命的なのかを説明することも理想的です。最後に、自分のポイントやインパクト、メカニズムと比較することも大切です。もちろん、それが伝わる内容であれば、それをダイレクトに言う必要はないと思います。 内容がやや抽象的になってしまい申し訳ございません。わかりづらいところが多いと思いますが、ニュアンス的に理解していただけたら嬉しいです。他にもジャッジとして気づいたことは ありますが、言語化するのが難しいのでこのくらいでご勘弁ください。 この経験を生かして、自分は、オープニングディベートをより上手にできるようになったと思っています。皆さんも、ジャッジを経験してみますと自分のディベートにおいて気付けることがあると思いますので、積極的に挑戦してみてください。

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