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2019年3月26日火曜日

Tokyo Mini (Wata Nationals Yaga Championship)に際して②〜溝上さんからの寄稿文〜

こんにちは、広報の木對です。
いつのまにか3月下旬ですね、卒業・進級などなど、おめでとうございます!

私も大学を卒業するので、JPDU、特に広報のブログ担当のお仕事を卒業します。
寄稿してくれた皆さん、読んでくれている皆さん、そして仕事を手伝ってくれたJPDU広報の皆さん、ありがとうございます!

ということで、最終回を飾るのは、先日(??)Tokyo Miniで優勝し、見事Grand Final Best speakerに輝いた溝上さんです!!
後輩と組んで優勝したドラマチックなストーリーと、ディベートに関するお話をお楽しみください。

〜〜〜〜〜
東京大学英語ディベート部(UTDS)OBの溝上です。先日(?)開催されたTokyo Miniで幸運なことに優勝することができましたので、その感想(と、ついでに最近思っていたこと)を、先日(??)JPDU Blogに依頼されましたので共有したいと思います。遅筆(怠惰)で本当にごめんなさい。
以下、見出しです。1個目以外大会関係ないですね。
1. 大会と大会に向けた準備について
2. 最近の日本のディベートのトレンドについて
3. ディベートを長々と続けてきたことについて


1. 大会と大会に向けた準備について
Tokyo Miniには大学の後輩の堀口さんと出場しました。8月ごろ誘われて元々Japan BPに出場する予定でしたが、Japan BPの日程に自分の予定が重なってしまったため、代わりにTokyo Miniに出場するという流れでした。


現役の後輩に大会に誘ってもらえたのはとても嬉しかったですが、あまり考えずに次の2日大会に出場しよう!ということでJapan BPに出ることにしたのはちょっとハードル高くしすぎたかなーとも思いました笑(結局Tokyo Miniになってさらにハードルは上がったのですが)


やるからには結果を出そうということで、かなり練習はしました。平日夜に週1回LINE電話でPMスピーチ+フィードバック、2週に1回程度週末にラウンドをするようなサイクルだったと思います。意識していたのは、どういう頭の回し方を限られた時間でスピーチを作れるか?プレパで行き詰まりにくいか?どのように説明すると、どう受け取られるのか?自分の主張の証明責任をいかに自覚するか?といった点だったと思います(うろ覚え)。基本的に堀口さんに対話を挟みながら考え方を教えるスタイルでしたが、自分の思考の整理・体系化にもかなり役に立ったと思います。
人に教える行為は責任も発生して真面目に調べたり人に聞かねば、という緊張感が出ますし、なぜそのようなやり方がいいのか?といった自分のスタイルの言語化・客観視の機会になるのでむしろ教える側の成長に繋がると思っています。学年を問わず、おすすめです。


本番では、紆余曲折経てブレイクし、決勝は比較的楽な位置を引いて優勝することができました。展開はドラマチックでしたが、試合の内容としては普通の話をしっかり分析・描写を交えて立てたら幸運もありつつ勝ったという印象です。(R2だけは堅実というよりテクニカルな勝ち方に逃げました笑)
とはいえ、数か月努力してきた2年生の後輩を連れて優勝できたのは非常に嬉しかったです。
特に、決勝ではパートナーも最初に練習し始めた頃から見違えるように堅いスピーチをしてくれたので、感無量でした。ついでに言うと、R3ではパートナーが大体説明してくれた後で何をさらに言えばいいか分からなくなり、パートナーにスピーカースコアで負けるという展開もありました。嬉しいような悲しいような・・・


とにかく、誘ってくれたパートナーだけでなく、練習に付き合っていただいた人たちには改めて感謝します。ありがとうございます。
可愛いチームですね!!!

仲の良さが伝わって来ます!!!




2. 最近の日本のディベートのトレンドについて
「Say the right thingsの幻想」
ここでは、日本のディベートのトレンドでなんとなく感じていることについてぼやきます。
※個人の意見です。恐らく半年周期くらいで言ってることが変わる可能性が大いにあるので、自分で考えて納得のいく部分から参考にしていただけたらと思います。


日本のディベートでは(恐らく1年前の自分含め)、「何を言えばいいか?」への意識や問題意識が強いのと比較して、「どう説明すればいいか?」への意識が弱いと感じています。


「いい話をすれば勝てる!」「こういうモデルを言えばいい」「結局何を言えば良かったんですか?」「どういうアナリシスが必要なんですか?」というスピーチのネタに関する議論や質問は多いのですが、逆に「このイラストはどう伝わりましたか?」「どういうワーディングだったら取れましたか?」「この分析は1個目の議論に繋がってるように聞こえましたか?」というプレゼンに関する議論は比較的少ないと思います。しかし、少なくない場合において敗因は、「モデルがどう相手の議論を削るのか?メカニズムがなかったので評価できず負け」「面白い分析はあるが、結局何が言いたいのか分からない/モーションをどう肯定したのか見えずに負け」といった、説明力の差だったりします。


当然「良い話」の方が勝ちやすいですし、「議題から遠い話」は勝ちにくいです。しかし、試合ではより説得的だった/論理的に説明されていた議論が勝つので「良い話」であったとしても分析が不足していれば、分析され、重要性が説明されている「議題から遠い話」に負けることになります。なので、「良い話」はあくまで証明や説明が容易な議論、或いは相手が反論しにくい議論として他の議論と相対化した方がいいと思います。
実際、スピーカープライズに入るような人でも、予選の試合でもし他のまともな人が見てたらドン引きするような変なケースを使って、その部屋にいた相手とジャッジを強引に抑え込んで勝つこともたまにあります(自戒)。また、難しい議題でなければ、話すべきネタは皆思いつきますし、皆似たような話をすることになるので、そのときの差は説明力になります。
即興形式のディベートでは議題が提示された後、思いついた議論の中で一番強いケースを立てる必要があります。「良い話」を唯一の正解として求めて、「良い話」が思いつかなければ思考停止するような考え方は成長と結果に繋がりにくいと思います。
とはいえ、準備時間以外ではいくらでも調べたり、先輩に聞くことができるのでリサーチはしましょう!!!!!難しい問いや議論対立に答えるための
証明のアプローチは、多くの場合過去に展開された議論やその派生なので説明力をつける上でも色んなニュースや文献を調べるといいと思います。


じゃあどうすればいいのか?という部分は優勝回数数知れぬKDS OBの方や、WUDC ESL Grand Finalistのブログの言と大体被ります。スピーチと各議論の最初で何を示すのか?目指すのかはっきりさせること、自分で主張した内容の証明責任を見抜いて理由を問わずとも腑に落ちるところまで理由/分析を掘り下げること、を自然にできるように訓練することだと思います。
個人的には2, 3年生の頃は分析を深めることは必死でやっていたものの、スピーチが分かりにくいとよく言われてました。言った事柄が試合の中でのどういう意味を持つのかを説明することや、分かりやすい比較や図式を示すを入れるようになってから評価が安定して高くなった気がするので、説明の仕方は本当に大事です。


一応注記として、単純に説明をわかりやすくしたり、分析や描写を足していくことに以外にも、相手の反論をいかに織り込むか?といった視点や、示した帰結が議題を肯定する理由になるための前提の説明をしているか?など、上達する上でより複雑かつ重要な視点もあります。とはいえ、最近ジャッジしていて昔より聞くアーギュメントの分析の量が少ない、雑に言えば平均的スピーチの火力が下がったと思うので「何を議論するうえでも必要な基礎体力としての説明力」を意識した方がいいと思って書いています。逆に、昔より4th Argumentみたいな変な議論を全力で建てるチームは減った気がするので基礎体力がつくとかなり良くなる気がします。
こんな感じで脳内再生されますね!



3. ディベートを長々と続けてきたことについて
7年間この競技に関わってきました。大学生活を一個の活動に本当に捧げてしまった・・・と思うものの、替え難いものを多く得られて関わってよかったと思っています。競技の性質上、説明が威圧的になるのでそのままのディベート力はほかの場面で正直活かしにくいです笑。社会問題に少しアンテナを張るようになってこと、人前に立つのが苦でなくなったこと、など他小さい収穫もありましたが、一番生涯活きるのは、築いた交友関係だと思います。大会以外の休日や夜の飲み会などなど、この活動で得た友人のおかげで楽しく過ごせています。ありきたりですが、この活動をしていなかったらこんなに多くの友人と仲良くできなかったと思います(内向人間)。


一大会の感想文の趣旨から脱線しますが、この活動を通して関わってきた皆様、本当にありがとうございます。5月以降ディベートに関わる予定は全くないのですが、どうぜまだ関わる気がするので、ディベート内外問わずほどほどに仲良くしていただけると嬉しいです。
溝上さんの優しさがあるからこそ、溝上さんの周りに人が集まるんですね。
本当におめでとうございます!

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2019年3月10日日曜日

JPDU役員選挙に際して~各役職の詳細を知ろう!~

こんにちは、広報の木對です。
最近暖かくなってきましたね。春ですね。ということは!つまり!JPDU選挙の季節です!!!!!!!!!

ということで、ご存知でない方もいらっしゃるかもしれませんが、JPDU選挙の立候補受付が開始しております。

そこで広報として何かできることはないかな…と考えに考え抜き、各役職の方に紹介文を書いてもらいました!
はい、考えた結果が普通すぎましたね。

ただ、今JPDUに入るか迷っている…どの役職が良いのかわからない…という方の助けになったらなぁという思いは本当です。

仕事をちゃんとこなすことは大事ですが、忙しい時に忙しいと言えば助けてくれる仲間はいます。

ぜひぜひ、JPDUへの立候補をお待ちしています!

ということで、各役職の紹介文です。

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代表

代表の仕事は一言ではまとめづらいですが、日本の大学生英語ディベートの顔として機能する一面があると思います。
年に一回あるJPDU総会を開催し、また大会やJPDUのイベントが問題なく回っているかを統括する。海外(例えば世界大会)などで日本の利益になるようなルール変更や大会開催地、大会運営者を支持して投票する。それができるように、積極的に外とも中ともコミュニケーションをとり、コネクションを作っていく、そのような仕事だと理解しています。
また、何か日本のディベートとして、変化を起こすべき論点があるときにそれを提起し、議論を誘導するのと代表の仕事です。例えば、今年は各大学の代表者会議の設立、規約の改正、team codeの導入などをしました。副代表と協力しつつ、いろんな人の意見を聞いて、変化をもたらしていきます。

とてもやりがいのある、しかも自由度の高い仕事です。少しでも興味のある方、ぜひ立候補してみてください😄


副代表

こんばんは、副代表二年目の百瀬です。木對から頼まれていたこの原稿、すっかり忘れていたため、一発で書きます。その分率直に書くのでご勘弁。れなごめん

1) 副代表の期待される役割
2) その仕事
3) 実際負担
 こんな感じで書いてきます。
先に謝っておきますけど、特に文才などはないので、あばれる君のコントを見るくらいのテンションで見てください。

1) 期待される役割
 代表の補佐ですね。代表副代表にあんま役割の差はなくて、どっちかっていうと、JPDU幹部って枠組みのチームで何かをします。
 あと、わりと皆にとってのJPDUの窓口!みたいに認識されるので、不平不満ご意見お褒めの言葉が、身近な副代表を通じて幹部の中に入っていきます。
2) 仕事
ザーッと並べると
・JPDU議会の進行
・議題の整理
・各部門の監督
・大会TD・セミナーTDの拉致勧誘
ですね。上二つはすぐにイメージつくと思うので割愛
各部門(練習会とか会計とか)の上に入って、みんな仕事してる?って突っつく仕事です。
TDの皆様に敬礼
3) 負担
(あんま)ないです。練習会の人が今年は精力的に動いていたのでそっちの方がよっぽど大変そう。
昨年度秋T関西開催に帰るときは会議を主催したり色々と準備したり大変でしたね。波がある感じです。

長すぎたかな、ごめんなさいね(いいよ!by木對)


練習会

こんにちは!JPDU練習会担当です。

私たちJPDU練習会担当では、大学間での練習環境の差を減らすべく、月1回程度でディベート練習会を企画・運営する活動をしております!

企画段階においては、ラウンド練だけでなく、レクチャーやジャッジングに特化した練習会まで、多様な内容の練習会を企画できます。その後、練習会当日までは、メンバー同士協力し合いながら、ジャッジさん招致やアロケ決めなどの準備を行い、練習会当日は参加者の皆さんに満足していただけるよう、臨機応変に対応しています。
練習会担当では、JPDU役員初年度の方であっても、主体性を発揮しながら毎回の練習会運営に貢献でき、とてもやりがいがあります。また、社会人や高校生の方を含め、学年や所属を超えてさまざまな方々と関わり合える点も魅力の1つです。

多くの人と協力しながら何かを達成させたい方、より多くのディベーターに質の高い練習環境を提供することに貢献したい方、ぜひ立候補をご検討ください!


スポンサー担当

こんにちは!JPDUスポンサー担当です。

JPDUスポンサー担当では、主にJPDU春セミナー・夏セミナーにおいて協賛を頂いている企業様に挨拶をし、セミナーの報告・スポンサー継続のお願いをすることが主たる活動になります。
JPDUの春・夏セミを更に盛り上げたい!という方は新規スポンサー開拓に挑戦していただくこともできます!

営業スキル/社会人の方と接する機会を得ることに興味がある方は、ぜひ応募してみてください〜


資料部

こちらJPDU資料部です!

資料部ではJPDUTでのブレイクラウンドの動画撮影およびその公開、ディベート資料の整理や公開を主な業務としています。これにより場所や所属に関係なくディベートリソースにアクセスできる環境づくりを担っています。

あなたも是非、JPDU資料部としてディベート界を支えてみませんか!?


総務

こんにちは、JPDUの総務です!

総務としての具体的な仕事は決まっておりませんが、時には他部署をサポートに入ったり、JPDU会員の一員として組織の発展に寄与する役職です。いわゆる何でも屋さんです。

少しでもJPDUに興味がある人、ディベート界を支えたい人は、ぜひ立候補お待ちしております!


広報

こんにちは、JPDU広報部です!

〜広報のお仕事〜
✧JPDU公式サイト運営
☞JPDUやディベートの認知度をあげる為、毎年少しずつ改革していっています!
サイト運営・デザインに興味のある方を募集しています🙂

✧JPDU BLOG運営
☞記事集めから掲載までがお仕事です!
記事執筆を依頼されたら、ぜひお早めに書き上げてくださると担当が泣いて喜びます笑

✧PDML管理
☞皆さんがディベートの大会やイベントなどを共有するのに使っているメーリングリストa.k.a. PDMLを管理しています!
ちなみに、各投稿の承認は完全に手動なので、夜遅くや朝早くに送っても即反映されませんm(_ _)m
宛先を間違えないように気を付けて、どんどん活用してください♡♡

✧その他、外部との窓口
☞JPDUと外部機関や各インステを繋いでいる公式の窓口役です。
もちろん広報部署への質問やあらゆる問合せにも対応しています!

〜やりがい〜
☆ひとつひとつの負荷は低いが、仕事して貢献している感がある
☞例えば、PDMLの承認作業はほぼ毎日発生しますが、実は全然大変な仕事ではありません。分担しているので一人一人の負荷は更に低いです!
ブログ記事が提出されない時のブログ担当はちょっとツライですが、多くの人が関わってくれれば、その負担もみんなでシェアできます🤣

☆なんか偉い気持ちになれる
☞ちゃんと仕事をしている役員であること、実際に自分の仕事のおかげで助かっている人がいるということはとっても気分が良いです!
なんとなくで役員を名乗るより、積極的に仕事で貢献し、関わっていく方がずっと得るものも大きい!という点は部署問わず言えることでしょう💕

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いかがでしたでしょうか?
少しでも多くの方に興味を持っていただければ幸いです!

多くの人が携わってくだされば、JPDUは今よりもずっといい組織へと進化していけることでしょう!

JPDU役員の立候補の締め切りは3/15です!期限までにフォーム送信をお願いします!

2019年度JPDU役員選挙 立候補フォーム(立候補者1人につき一回送信してください)
https://goo.gl/forms/XENOy6VYnvmAsz2S2
  • 代表:JPDUの総責任者 
  • 副代表:代表の補佐役
  • 会計:出納と収支報告,大会会計の監査など
  • 国際渉外:国際大会のレジの告知
  • 広報:HPやPDML、ブログの管理
  • 資料部:資料や実績リストの管理 
  • 練習会担当:練習会の企画運営
  • スポンサー担当:企業・個人スポンサーとの交渉,集金 
  • 地域担当:各地域の練習会企画運営
  • 総務:その他の業務
※立候補資格
JPDUに加盟しているパーラメンタリーディベートの団体に所属する学部生・大学院生であれば、どなたでも立候補することができます。
また、お一人の方が複数の役職へ立候補することも可能です。(例:広報と資料部、副代表と国際渉外等)

皆様の立候補をお待ちしております!

2019年2月21日木曜日

Aoyama Women's Cupに際して〜倉田さんからの寄稿文〜

こんにちは。広報の木對です。
本日は12月に行われたAoyama Women's Cupの記事を、優勝&Grand Final Best Speakerの倉田さんに書いていただきました!!!!!!

実はこの大会では、私と倉田さんのチームで出場させていただいたのですが、倉田さんのスピーチが綺麗すぎて幸せでした!ありがとう!!!

また、2016年までAoyama Women's Cupとして開催されていたこの大会は、2017年には一度Women's Nationalsと名を変えました。
今回、2018年には再びAoyama Women's Cupとして素晴らしい大会になりましたが、その裏には運営の方の努力が隠されていると思います。運営の皆さんありがとうございました!!!!

ということで、倉田さんの素晴らしく役に立つ記事をぜひご覧ください。

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Aoyama Women’s Cup 2018感想&モーション復習

復学手続きやら実際大学に戻ってきたやらでバタバタしていて、大会から2ヶ月ほどたってしまいました。それでも根気よく待ってくれていたれなちゃんに感謝です!そんなれなちゃんと組んだAoyama Women’s Cup 2018の感想文です!

~自己紹介~
元KDSで、現在アメリカのグリネル大学3年の倉田芽衣です。2015年の春学期にKDSに入って、8月末に現在の大学に入学し直しました。なので、今回組んでもらったれなちゃんとは同期です。
実は、中学二年のハロウィンからパーラディベートをしているので、ディベート歴は自分でもびっくりの9年目なのですが、 今回の大会でやっとBPのゲーム性だったり楽しみ方を理解出来た気がします。長年やってきたパーラディベートの主流スタイルの1つの謎がやっと解けた!というのは私にとって大きな収穫でした。
また、ジェンダー女性セクシュアリティ学を専攻しているので、出るモーション的にマターが思いつきやすかったり、ディベートが楽しみやすいうまんずカップは前々から出たいなと思っていた大会でした。ついに出られて本当に嬉しかったです。


~パートナー、運営チーム、他の参加者の方への感謝~
れなちゃんと組めて本当に楽しかったし勉強になりました。毎ラウンド、どんなに私がテンパっていても、ちゃんとディベートを落ち着いて楽しめるようにモーションの見通しや勝ち方をしっかりプレパ中に教えてくれて、しかも決勝まで連れて行ってくれた最高のパートナーでした。彼女のおかげで、毎ラウンドモーションとの関連性がとても高くて、BPにおいてちゃんとstand outするケースをリーダーとして言えたんだなって感じです。そんなれなちゃんと一緒にディベート出来たからこそ、BPってこういうゲームなのね!っていうのが理解出来たのだろうなと思います。
忙しい中組んでくれて本当に感謝してます!

今の四年生以上しか知らない私としては、大会に知っている顔ぶれが多かったのも大会を楽しめた要因の一つです。Peripheral memberでありながら、日本ディベート界の温かいホーム感をたっぷり味わえました。中高でディベートを教えてもらっていた先輩方と久しぶりに会えたのも凄く嬉しかったです。ちなみにあんどりゅうさんとは4年ぶりくらいの再会でした。高校生を連れて大会に来ていたのは本当に素晴らしいと思いました。

もう一つ嬉しかったのは私が尊敬してやまないJapan’s best women debatersとディベートが出来たことでした。そして、こんな素敵な大会を運営してくださったコミッティーの皆様とアジュコアの皆様に心から感謝しています。


~モーションの復習~
れなちゃん愛と日本ディベート界愛はこれくらいにして、モーションの復習にはいります。どれも、ジェンダー女性セクシュアリティ専攻として、ディベートしていてとても楽しいモーションでした。Round 1, 2を復習していて燃え尽きたので、round 3、GFはざっくりとしか書いていませんがご了承ください。異論反論質問ありましたら、ぜひメッセージください!飛んで喜びます!

Round 1: THW introduce female gender quota for judges (Closing Opposition)
なぜ裁判官選出において女性クオータが必要なのか、女性クオータが選出されるに裁判官プールにどんな影響を及ぼすか、クオータ導入がどのようにして司法制度全体をimprove/worsenさせるかのお話ね!となんとなく抑えないといけないイシューはわかったものの、ラウンドに入るのが久しぶりすぎて始終テンパっていたのを覚えています。
OGのケースは、スペインを始めとする女性性被害者に対して風当たりの強い国において女性被害者に不利な裁判を是正したいっていう話でした。
相手の「クオータによって選出された女性裁判官は女性性被害者にとってfavorableな判決を下す」というassertionは認めた上で、司法の公平性についての新しい価値基準を基盤としたケースを出しました:
女性を増やすことで判決のバランスを取ろうとするのは、裁判官のジェンダーを元に一定の判決を求めるわけだから、裁判の公平性を害する
1)そもそもfair judgeとは事件の証拠と前例を元に、法律の専門家として判決を下すactorであり、現状そういう基準のもと裁判官は選ばれている
2)クオータ制度によって上記の基準的には現状よりunqualifiedな裁判官に裁判をさせることになる
3)性犯罪の裁判だけでも公平性に欠ける判決を下してしまうかもしれないし、それ以外での裁判にも悪影響を及ぼしかねない
そのような裁判の公平性を鑑みると、OGの提起している問題への解決策より次の解決策・現状で起きていることのほうが望ましい。例えば、
a) 中長期的にジェンダーバイアスにとらわれない裁判官育成をする
b) フェミニストメディアや活動家による女性性被害者に対する差別への社会的問題提起
c) 裁判員制度を続行し、b)のような社会の中でのdiscourseに影響されている一般市民的感覚や共感力を裁判に取り入れること

ただ、実際のところ各国の裁判官ジェンダー比率の現状や一般的な裁判官選出制度を知らなすぎて、全体的にふわっとしたことしか言えませんでした。
後日調べたのですが、女性裁判官の比率的には日本が2016年時点で25.6%、アメリカが3割超えくらいでした(参照:https://www.nawj.org/statistics/2018-us-state-court-women-judges)。
私達の部屋でのコンテクストに上がっていたスペインでは若手女性法律家の比率は6割超えにも関わらず、最上級のポジション(最高裁判事や各裁判所での長など)には女性が居ないらしいです。主な理由の一つとしてはスペインでは裁判官になるための基準にseniorityがかなり影響しているのですが、そもそも女性が法律家になることが許されたのが1966年で、女性法律家は年々増えているにも関わらず、今でも女性法律家のmedian ageが男性法律家に比べてだいぶ低くなっているからです。それに加えて、裁判官以外の法律家としての活動(”relevant judicial activities out of the jurisdictional function”… 弁護士会の役員とか?)もかなり重要らしく、女性裁判官や女性法律家のほとんどは仕事以外の司法活動をあまりしない傾向にあり、その理由として家族の世話をしないといけないから、と回答した女性法律家が多くいるらしいです(2008年にスペインで実施された法律家対象のファミリーワークバランスアンケートより)。

他国の状況は知りませんが、スペインの例を元にgovケースを作れば割と強いんじゃないでしょうか。

One potential OG case:
1.     裁判官になるための基準がstructurally oppositional to women lawyers
1.     Seniority is prioritized while women lawyers’ median age is much lower than that of men lawyers’ because women were not even allowed to be in the judiciary until the last few decades
2.     Relevant judiciary activity is also highly evaluated even though women lawyers are given unequal childcare and family responsibility which leave them little time to do “extra-curricular” judiciary activities
2.     If it’s simply a matter of time (literally aging) before we can have more women judges, why not have more of them now by lowering the seniority/experience requirements for women lawyers?

裁判におけるジェンダーバイアスによる被害を減らしたいという私達が当たったOGのケースは、genderに関する丁寧な分析と割とがっつりしたsolution mechanismの説明が必要なので、このモーションでOGだった場合は、上記のケースをまずしっかり説明すると思います。上記のケースですら、しっかり説明しないと、それって結局裁判官の質下げない?みたいなことを言われて弱くなりそうですよね。それに対しては、15年以上法律家として活動していれば、裁判官になるための資格は満たしているのに、30年とか40年とかのおじさんと比べられちゃうと、そのおじさんが選ばれてしまうのが現状で、女性で30年とか40年も経験ある人ってそもそもすごく少ないからそれってフェアじゃないよね〜!っていうことを上手く伝えられれば、多分大丈夫だと思います。ポイントはseniorityや”extra-curricular” experienceの評価基準としてのvalidityを否定するのではなくて、それらが必要以上に評価基準として採用されていることを強調することだと思います。うーん、もっとシンプルに出来るのかな。

ジェンダーバイアスによる被害を減らしたい場合のケースは、
1.     Gender is such a divisive social structure that affects even the best and fairest judges to make biased decisions
1.     Men judges making unfair judgement towards women victims of sexual violence
2.     Women judges would make judgements more sympathetic towards women victims
2.     Women victims are disproportionately unfairly judged
3.     Therefore by increasing the number of women judges and thus making it more probable to get a favorable gender bias is justified

おそらく、このケースで丁寧に説明しないといけないところは、ほとんどの裁判官は大体の場合公平な判決下せるんだけど、女性・男性の経験がかなりはっきり別れるような犯罪において、裁判官のジェンダーが判決に影響しちゃうんだよねぇ…っていう話かなと思います。どんな犯罪において、どんな風に裁判官のジェンダーが影響するのかっていう具体的な説明が鍵になりそうですね。じゃあ、女性被害者には女性裁判官を当てるようにすれば良くない?女性裁判官増やす必要なくない?って言われたら、どうしたら良いんでしょうか。分かりません。


Round 2: THBT the feminist movement should actively oppose norms of stable monogamous relationships (Closing Government)
なんとジェイミーの後ろでディベートすることに!
モーションが出た直後に「一夫一妻制の普遍化って政府の女性に対する育児介護残業まみれの夫のケアとかの押し付けだからopposeするべき~!」みたいなことをどこかで聞いたのを思い出したので、ジェイミーたちに取られないことをれなちゃんと祈りながらプレパをしました。

Feminist movementは多様な選択肢を応援するべきだよね~!だからnormをopposeします~!っていうのがOGのケースでした。This is obviously not doing justice to the extremely well substantiated arguments they brought to the debate, and I apologize, but I think that was the gist of their argument.
確か、oppositionのmain contentionは、feminist movementがstable monogamous relationships をopposeしたらstable monogamous relationshipsを選んでいる女性の選択を否定することになって、that’s not in the spirit of feminism!という感じでした。

CGとして達成したかったのは
1.     The norms of stable monogamous relationship in itself support a state sponsored systemic gender based discrimination towards women, to which the feminist movement must oppose
2.     Even if it means opposing the choices of some women, the feminist movement should prioritize opposing state-sponsored systemic gender based discrimination
の2点をしっかりジャッジに伝えて、OGよりもopposeに直接的につながる理由を説明したよ~!しかもOGがはっきりとは答えきれていなかったoppのmain contentionに答えているよ~!っていうアピールをすることでした。
残念なことに私の説明力が圧倒的に足らず、メタディベート的には1stだったと思うのですが、確か2ndでした。でも、traineeのジャッジの方が私達が言わんとしていたことを全部汲み取ってくれたので大分慰められました。

ちなみに1.のざっくりとしたsubstantiationとしては2つの方法で出来て、

Stable monogamous relationship(smr)のnormって言ってるくらいだから、straight smrのことだよね。Straight smrのnormって言ってるくらいだから、結婚してるだけじゃなくて、子供作り子育て家族親の介護の基盤のためのrelationshipだよね。
それがnormであることで誰が誰のおかげでベネフィットしてるんだろう?(ちなみにこのwho benefits at the cost of whom?っていうのはfeministとしていつも考えるべき質問です)
政府が子育て・過重労働者のケア・介護みたいな社会保障を女性/妻・母親・義理の娘などに押し付けることでベネフィットしてるよね!
確かにジェンダーロールもこのoppressionに加担してるけど、そもそもstable monogamous relationshipがnormじゃなかったら、長い人生のほとんどを他の人の世話に費やす上に、社会的にも金銭的にも報酬をもらえないindentured serviceを送らされる羽目にはならないはずだよ!好きでもない旦那と結婚し続ける羽目にならないはずだよ!
だから、女性にとってこんなにdetrimentalな影響があるsocial normをfeminist movementはopposeするべきだ!!! 

もう一つは、
確かにJaimeたちが言っていたメディアの影響も強いだろうけど、なにがこのnormをcontinueさせてるんだろう?
社会が作ってる経済的かつ法的なインセンティブじゃない?
例えば離婚するのってすごくお金もかかるし、法的にもめんどくさいよね
不倫ってめっちゃ社会的にも法的にも罰せられるよね
結婚してるカップルの方が税制度的に優遇されたりするよね
ひとり親だと働きながら子育てするのが難しいワークスタイルがnormになっちゃってるし、子育て・介護の社会保障を政府があまり担ってくれていないっていう現状的に、monogamous relationshipにいったんはまってから抜け出すのってかなり辛くない?
他にもきっと例はあると思うけど、要は社会全体の制度がsmrをnormとして続けさせるように仕組まれていて、なんならそのnormにgender rolesがしっかり組み込まれていて、そういうgender-basedでlimitingでoppressiveな社会制度をfeminist movementはopposeするべきだよね!

っていう感じです。

ある程度整理しつつ文字に起こしていても、分かりにくいケースだったなぁと思います。多分、現代の東アジアにおける儒教的ジェンダー観の影響とか、北欧の社会保障制度とかを勉強してるとわかりやすくなると思います。

Round 3: THW not restrict sexual expressions in public (e.g. public nudity, display of pornographic images.) (Opening Government)

これはありまゆみなみペアの前でした!
難しいモーションでした… 実は私の大学のsenior seminarが70年代から80年代のfeminist sex wars debateに関してで、そこでじっくり勉強するから、いいやー!と思ってsexual expression系の勉強は先延ばしにしていたのが仇になりました。女性学専攻者としてお恥ずかしいです。多分、その授業を取れば満足に解説できるようになります!笑

今の所おもいつくgovケースは
1.     Freedom of expression in the public sphere includes everything but incitement and hate speech. Sexual expression is neither so it should therefore not be restricted.
2.     Sexual expressions in the public has brought about acceptance of deviant behaviors which used to be heavily discriminated against.
1.     Gay or lesbian relationships
2.     Cross dressing/drag
3.     Scantily dressed women

とかですね。多分もっと深いこと言えるんだろうなぁ。When has there been state sponsored restriction of sexual expression? What kind of sexual expression has been restricted by the state in the past or today? みたいな感じでひたすら具体例を出していって、その具体例のグルーピングとかが出来たら、良い感じにアーギュメントやケースを作れるのかなぁと思います。例えば明治時代に庶民のnudityを規制したりとか、混浴風呂を規制したのとかって、明治政府にとってobstacleになっていた人達をoppress/expunge/make invisibleするためだったと思うんですよね。あと、cross dressingが犯罪だったのも、sexually deviantな人達(現代だとLGBTって呼んでるような人達)をdisenfranchiseしていたと思います。Sexual expressionって結構その時代とか地域によって変わるから、政府にとってのoppressive toolなんだよーって言うのは結構ありかなと思います。
あとはありまゆが言ってたsexuality is a very important aspect of identityだから制限しちゃ駄目みたいな話。それに関連してそうな分析としては、sexual expressionをその人のselfhoodから切り離して制限できるって捉えてること自体がmodern stateとして持つべきじゃないideologyだよ〜みたいなお話。うん、ちょっと良くわからないですね。

Oppだったら
1.     Sexual expression which warrants restriction is what many people consider too extreme, or too traumatic to accidentally encounter. The state should reserve the option to restrict such extreme and traumatic sexual expression for the psychological welfare of the majority of its citizens. Restrictions can take the forms of 
1.     banning certain types of expression
2.     restricting the place where it can be displayed
3.     placing barrier-like trigger warnings so people can choose not to view the expression
2.     Examples of extreme sexual expressions that the state should reserve the option to restrict

みたいな感じでしょうか?Nazi filmsを教育的環境以外で視聴するのが未だにドイツでは違法なこととか、suicide ideationやimages glorifying anorexiaとかをネットで検索した時にtrigger warningsがでるとか、Sharmilaのwikileaksスピーチを参考にしたら良いのかなぁ… あとは、このモーションspecificな話題としては多くの性暴力被害者にトラウマをreliveさせてしまうようなgraphic imagesとかって社会的に制限するべきじゃない?とかflashingみたいなexpression itselfがassaultじゃんって言うだけでも割と強い気がします。

うーん…難しい。

GF:Info Slide: Sex-selective abortion is the practice of terminating a pregnancy based upon the predicted sex of the infant. The selective abortion of female fetuses is most common where male children are valued over female children. THW ban sex selective abortion. (Opening Opposition)

Round 3の感触がいまいちだったので、決勝アナウンスメントを聞いたときはとても嬉しかったです。

OGのケースは女性の権利向上のためにsex selective abortionを廃止するべきというケースでした。

私達のケースは “Even if banning sex selective abortion could achieve some grandiose social goal, it will be at the cost of the most socially vulnerable, and that is never okay.” みたいな感じでした。
1. Parents in places where sex selective abortion (ssa) is prevalent have the right to ssa just as they have the right to other kinds of abortion.
1.     Sex selective abortionを行う親は貧しくて女性蔑視の激しいコンサバな社会に住んでいる場合が多い
2.     Sex selective abortionがよく行われる社会では、女の子を育てるほうが親にとって社会的・心理的・経済的な負担が大きいor男の子に比べて社会的・心理的・経済的gainが少ない
3.     育てるのが難しいという理由で親に中絶の権利があるのだから、sex selective abortionがprevalentな社会ではsex selective abortionも他のabortion同様許されるべき
2. Banning sex-selective abortion will have detrimental impacts on both the baby girl and parent
1.     1.&2. 故に廃止することによって生まれてくる女の子&母親がとんでもなく酷い目に遭う
2.     もしくはAbortionがundergroundになって母親が酷い目に遭う
3. Making those most vulnerable in society suffer is unjustifiable when improvements of women’s status can be achieved by women (and people in general) born to parents who would not choose ssa even when that is an available option. 
1.     social changeの責任は色々余裕があって、女の子を大事に育てられる親が全うするべきだし、大事に出来る親の元にだけ女の子が生まれればいいじゃない
2.     なんなら、女性蔑視が激しい国でこそ、そういう親とか周りの大人に応援してもらえる女性が政治的リーダーシップをとって国を変えていくんだよ?マララさんとかチェコの大統領で元UN Women所長のボコバさんとかがそうじゃない。なんならエマ・ワトソンだって、HeforSheのスピーチで親がめっちゃ応援してくれたおかげです~って言ってたじゃん!
3.     仮にmale offspringによってssaをした家族がbenefit出来たとしても、そもそもすごく貧しいんだし、そんな親だったらマララは育たないし、たとえそういう家族がいたとしても、improvements in women’s status and opportunity can happen at the same time. We can wait for the practice of ssa to die out while social change is happening in different social strata of the country.

的なことを私は言いたかったです。一部は言えたと思いますが、こんなに順序よく説明出来てなかったです。れなちゃんからコンテキストしっかり固めてね!!!!と念を押されていたので、思いつく限りの具体例の列挙は頑張りました。

もしgovだったら、シンプルにsex-selective abortionがいかにmost grievousでobviousなgender based discriminationであるかっていうケースにしたと思います。でも、どうなんですかね。このトピックも大分勉強不足です。Sex-selective abortionに関する英語版ウィキペディアがかなり充実してるのでそこから頑張ろうかな(https://en.wikipedia.org/wiki/Sex-selective_abortion)。



大分長くなってしまいましたが、ところどころopen-endedなモーション復習になってしまったので、suggestion等ある方は是非メッセージください。フェイスブックでMay Kurataと検索してもらえれば出てくると思います。これからもたまに大会や練習にお邪魔させてもらえたらなと思っています。その時は宜しくおねがいします。
改めて、おめでとうございます!
とても褒めてもらいましたが、
めいちゃんのおかげで優勝できました!笑
ありがとう〜〜〜

〜〜〜〜〜