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2020年5月23日土曜日

「JUDC振り返り 『コミ(TD)は楽しいぞ』」 Japanise Universities Debating Championship に際して〜TD光永さんからの寄稿文〜


 寒暖差の激しい日々に、我が家でも猫らがこたつに篭り続けていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。広報の村田です。

今回は初めてオンラインで行われた大会であるJapanese Universities Debating Championship (JUDC) について、TDの光永さんに書いていただきました。
普段大変さばかりが注目されているコミの仕事について、その楽しさや魅力が詳しくかつ読みやすい語り口で書かれています。コミの仕事に興味を持つこと間違いなしです。

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 こんにちは!!Kansai Debate Community会長の光永隼也です!
 ちょっと前に行われたオンラインディベート大会のJapanise Universities Debating Championship の感想的なのを書かせて頂きたいと思います♪
 普段なら結構こういうのは面白さ重視でフザけて書いちゃうのですが、今回はJPDU様からの正式な依頼があったということで真面目ポイント多めで書いていくことを心がけてパソコンの前に座っております。
 パソコンの前に座って三時間ぐらいたった今、ちょうど何かしらユニークなことが書けそうな気がしてきましたのでタイピングを始めていきます。
 結論を先に持ってくると、『コミは楽しいかもしれへんよ』です。近年、僕の知る限りだとコミの負担問題とか大会参加者のマナーが良くないかもしれへん問題とかが巷で噂になっていると思うのですが、そこの問題はしっかり受け止めて議論を続けていくという前提で、たまにはポジティブなことを語る人がいてもいいんじゃないかということでポジティブという概念から生まれたという説がある(社会契約説すらも所詮、説説。)僕が語りますね。
 3点ぐらい楽しかったポイントを挙げていきたい。
 ①友達増えたかも
 ディベーターしてる時は、周りの人たちは大体敵ですけど(この考え方僕だけかな?(笑)) コミしてる時は大体仲間なので人と仲良くなりやすいかなと思います!
大会の方針決めたり、ちょくちょく事務連絡をするときに(実はほとんど優秀なVTD達にやってもらってたんやけど)コミュニケーションをとるから親近感が湧いてきてきてオンライン練習会とかで会ったときに『うおーーー、最強のCDの後田くんだー!!』ってなる感じ。他大学で全然学年とかが違うくても同じ大会の運営に入っていれば仲間意識も芽生えるし会話もするし楽しいよね。
 で、友達増えると色んな所に顔出しやすくなるし、大会も行きたくなるし、何かしらのお願い(レクチャーの依頼とかACとか)もしやすくなるし良いこと尽くしな気がしますね。
 一つ悔いがあるとするのであれば、今回オンライン大会だったから友達になるチャンスがオフライン大会よりは薄かったのかなっていうところです。オフラインであれば飲み会とか行けたのにもったいない!!
 ②周りの人たちの素晴らしさに気付けた
 そもそも、色んな依頼を快く受け入れてくれたACやコミの皆さんの優しさだったり、仕事をガンガンこなしていく能力の高さだったり感銘を受けまくりました。あと、運営側だけじゃなくて大会の参加者の方々の素晴らしさにも気付けたかなと思います!!正直、『コミをすること=めちゃくちゃ批判されるし、変なクレームもくるし、だいぶメンタルやられるんだろうなー、まあ僕の両親はポジティブの概念やから大丈夫かー』ぐらいのメンタルでTDのお誘いが来た時は引き受けたのですが、実際に大会が終わってアンケートをとらせていただいてそれを見返す限り、ポシティブな感想を多く頂いて今後の大会の改善点等も優しさに包まれた言い方がされていて良い意味でビックリしました。よく話題になっているような理不尽な要求だったり批判というのが来るのかなーとビビッていたのですが、今回の大会に関しては優しさ溢れる参加者の方が多くて感動です。ちょっと個人的な信条になるのですが『意見や批判は優しさに包んでもしっかり出来る』ということが人類にとって大切なのかなと思っております。たまにやけに辛辣なRFDだったり、逆にジャッジへの質問やったりSNSでの批判を見たり聞いたりするのですが、あと5mmだけ優しさをトッピングしてください。ディベートは上手くなりたいしコミュニティーとか大会の運営も改善していきたいんですけど、多分ですけど、みんな傷つけられたくないのかなと思いますので(しかもディベートっていう競技自体明確に勝ち負けがついて悲しくなることが多くなるし)丁寧なコミュニケーションをとりましょう。今大会は、参加者からコミに対するコミュニケーションという点では優しさ満点だったと思いますので、この調子でいけば人類の未来は明るいです。笑顔笑顔。
 ③達成感大きめ
 上記の2点が主な理由になるのですが、基本的に理由は3個ぐらい付けるように頑張ってるし、もう先に3点楽しかったポイントがあるって言っちゃったのでオマケで達成感について触れようと思います。
 一つの大会を運営してそれを終わらせるというのがシンプルに達成感がすごかったです。クロージングセレモニーでTDアドレスをして盛大にスベった(Can’t hearの嵐)後、胃が痛くなるぐらいの達成感でした!! 感覚としては、学園祭とかでクラスの出し物をいい感じに終わらせた的な感じですね!ディベーターをしていると大会の結果とかに結構達成感的なのをコントロールされて辛みが大きいことがよくあるのですが、コミやACだと大会をある程度健全に運営出来ればそれで幸せなので、学園祭とかでテンションあがるタイプの人は向いているかもしれません。
 以上、3点が僕がコミ(TD)が楽しいかもしれへんって思った理由なのですが、ここまで読んで頂いた皆様だけに、なぜコミの楽しさについて触れたのかのもうちょっと真面目な理由を知っていただきたいです。
 ポシティブにイベントを企画・運営することが出来る雰囲気っていうのがコミュニティーの成長に必須なのかなと思っていますので、ネガティブな所ばかりを捉えすぎずに素晴らしさにも気付いていければよいなと思い、楽しさを強調して書かせて頂きました。
 イベントや大会があると、良い練習の機会や地域間の交流の場所になりますしその中でしっかり切磋琢磨していくのが全体のレベルの底上げや知識やテクニックのガラパゴス化を防ぐことになると思いますし、また、イベントの運営者がやらされてなあなあで適当にやっているのか、もしくはやる気満々でポジティブに運営をしているのかどうかでイベントの質も変わってくると思います。
 積極的な運営をしっかり出来る人をサポートしていくためにも、運営者に対するポジティブなイメージや周りからの優しいアドバイスは大切になってくると思いますので、皆様『優しさ5mmトッピング』を心に刻んで頂けると有り難いです。


 まとめになりますが、これから運営に携わる可能性のある皆様、多分みんな優しいアドバイスをしてくれるし、周りには頼めば仕事をガンガンしてくれる素晴らしい人も多分います、少し勇気が出なかったりするかもしれませんが、ちょっとだけ勇気振り絞って楽しいイベントを企画運営してみてください!!!何か僕がお手伝いできることがあれば全力でさせてもらいますので共にディベートコミュニティーを盛り上げていきましょう!!
 では、ここでタイピングをやめようと思います!!皆さん、今後もよろしくお願い致します!! さようなら!
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光永さん、ありがとうございました。とても優しいとポジティブに溢れた文章でした。これからもKansai Debate Communityの会長として、またディベーターやコミとしてのご活躍を期待しています。

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